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よちよちある記#278「アイネクライネナハトムジーク」

好きな作家さんのひとり
伊坂幸太郎さん

アイネクライネナハトムジーク
そのタイトルから選んだこの本
あのモーツァルトの名曲のタイトル
どんな世界観が広がるのだろう?

 
ーーー裏面の作品紹介よりーーー
妻に出ていかれたサラリーマン、声しか知らない相手に恋する美容師、元いじめっ子と再会してしまったOL……。人生は、いつも楽しいことばかりじゃない。でも、運転免許センターで、リビングで、駐輪場で、奇跡は起こる。情けなくも愛おしい登場人物たちが仕掛ける、不器用な駆け引きの数々。明日がきっと楽しくなる、魔法のような連作短編集。
ーーーここまでーーー

さすが!

活字を追うのがワクワクして
どんどん読み進めてしまう
描き出す世界に
どっぷりとのめり込む

ん?

あれ?

デジャヴ??

 
何か前にもこんなことが
あったような…

短編のそれぞれに詰まった
カギとなるエピソードに
何か知ってるぞ…?

と氣になりながら…

 
きっとそうだ!
前に読んだことがあるんだな!
と納得

2度読んでもオイシイ
この表現やら言い回しサイコー

大きな喧嘩もなく
浮気のような騒動もなく
仲の良い落ち着いた恋人関係を指して
「飢饉なしの江戸時代のように安泰」
つて何でこんな言葉が出てくるんだろ?

…天才じゃん

それだけでなくて
世界観の構築が絶品なんだよなぁ〜
登場人物の持つ価値観や
人生観までが垣間見えてきて
この状況でこんなことしてたり
こんなこと言ってたり
その姿に違和感がまるでない

作家さんていうのは
別次元の生き物だと
つくづく思う

これだけの仕掛けを散りばめて
世界観が破綻することなく
そのアイデアの独創性たるや!

挙げ句に
売れっ子作家さんなら
連載を各紙にいくつも
同時並行で進めていて

頭の中どーなってんのやら…??

 
あっ
読みたくなっちゃった?w
オススメしますよ〜
年末年始のお休みにでもどうぞ
 

自分自身は
どんな物語の中で
どんな役割を演じているのだろう?

スポットライトを浴びている?
客席からステージを眺めている?
ステージの上だけが舞台じゃないぜ

自分の人生の主役は自分自身
ひとりひとりが主役
ステージを眺めるのだって
お客さんという役の主役
存分に演じきれ
脇役でなく主役として
胸を張って演じていこう

今日もいい1日✨

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