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2023ベスト本:10冊

 今年読んで印象に残った本10冊と一言感想。

『その名を暴け』綿密な調査の過程と、記者たちの情熱と協力者たちのやり取りが胸熱ですごかった。映画もよかった。

『サイボーグになる』障害を持つとはどういことかと、考え方が変わった一冊でした。うまく言語化できないけど、読めてよかった一冊。

『第五の季節』『オベリスクの門』『輝石の空』N・K・ジェミシンの破壊された地球シリーズ。壮大なSFシリーズ、よくぞこれ完結出来たよなーとひたすら感服した。

『セカンドハンドの時代』ソ連ってどういう時代なのかをひたすらインタビューして纏めた超力作。すごいとしか言うしかない。

『世界のアーティスト250人の部屋』読まなくても写真をぼーっと見るだけでも楽しい、素敵な一冊。

『苦海浄土』読むのも大変だけど、時間をかけて読むべき本。自然描写や方言の生き生きとした語りがすーっと心に残るいい一冊。

『統合失調症の一族』時代の空気と、家族であることの大変さと有り難さを身にしみて味わえる一冊。

『千葉からほとんど出ない引きこもりの俺が、一度も海外に行ったことがないままルーマニア語の小説家になった話』タイトルがあらすじ。読むエナジードリンクのようで元気になった。

『誰も正常ではない』精神病医の家系の作者が語る精神病と、治療法やアプローチの変化を語る一冊。個人の伝記と医学史両方が対比されて良かった。

『ACEアセクシャルから見たセックスと社会のこと』アセクシャルから恋愛の常識に挑むって立ち位置がいい。特に恋愛感情と友情の比較の下りが面白かった。


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