【ライブ日記#54】 『翻訳できないわたしの言葉』
井の頭線の渋谷駅を降りると、この展示のポスターが掲出されていた。
そのとき学生時代に読んだ『翻訳できない世界のことば』という絵本を思い出した。その本の中には、日本語では一単語で表せない海外の単語たちが並んでいた。「バナナの皮で滑った気持ち」とか。その時から言葉があるかないかで、感じる気持ちの粒度が変わるのではないかと思っていた。「エモい」という言葉が流行ったように、そのときの気持ちが単語で表せると自分は今この感情なんだと実感することができるから。
今回の展示も同じ雰囲気を感