最近、読書室にドリンクバーを作りました
お茶とコーヒー専用の棚

基本はこだわりなく5種類くらいあればいいかなって感じなんですが、ひとつだけ常備しているお気に入りのお茶がありまして……

バニラシャンティとは 泡立てて甘くした生クリームのこと
その名の通り 甘いバニラの香りがする紅茶です
茶葉に薔薇のドライフラワーが混ぜてあって お湯をかけると白い花弁がふくらみ見た目もクリームチック
カフェ併設のケーキ屋さんのお品なんですけど 初めて飲んだときに
"古本でお茶作ったらこんな味してほしい 私の空想上は古書はこの味"って思ったんです
古書ってバニラみたいな香りするんですよね…… 安心するような懐かしいような 乳児の安心毛布みたいな香り
紅茶の渋味も想像上のインクの風味にしっくりくる ような気がするのです

眠る前の夜読時間に古書フレーバーのお茶を飲みながら お気に入りの本の好きなところをぼんやり読むのがここ何年かのお気に入りです 物語が身体に染み込む気がする