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もう一度ここから

見なければ良いとみんな言う
そう思う
だから【見ない】選択をした

いっときの逃げ場として作ってあったここに
シェルターとして時々辛い時に使っていたここに
本格的に引っ越して来ようかと思う

ここにいて
向こうを見ないで過ごしていたら
なんとなく日々は過ぎていく
寂しさが無いといえば嘘になるが
気が楽になったのも本当だ
気になることもない
そんなものなのかもしれない

心が残ってしまうのは
楽しい日々を過ごせたあの人たちのこと

とはいえ
この世の中に
「その人である必要」というものがそんなにあるわけではなく
たまたま
何かのタイミングで
「その人」であることが
「縁」みたいなものなのかもという気がしていて

「私」というものが
どこかの世界からある日姿を消したとしても
それはその時の出来事であって
私もそうだし周りも色々なことを思うだろう
それでも
まあそれはそれ
みたいな感覚で何事も進み
どちらの立場であれそうでないと困る

【見ない】を選んだのは自分の弱さなのかもしれないけれど
今の自分にはそれが最適解だった

どこでも生きていける
自分にとって必要な人なら無理矢理にでも繋げばいい
今がそのタイミングでは無かったとしても
なにかしらのきっかけできっとどこかで繋がる

未練とか執着とかの残骸は
少しずつ薄れていって
本当のさよならのタイミングがいつかやって来る


今はそんな思いでいる
辛さから逃げたと言われてもいい
ここでまた少しずつ自分を知っていきたい
どうなるのか分からないけれど
これが今の私



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