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6/9 ここ数日の総括

5/26 コーヒー豆を買った

母とまめやというコーヒーのお店でコーヒーを飲み、コーヒー豆を買った。ブルボンアマレロというブラジルの豆で、他のものとの違いはよくわからないが(書いている今はもっとわかる)酸味があまり好きでないのと、店頭ではコロンビアのスプレモという銘柄のコーヒーを飲んだので、この系統に近くて、また違うのをということでオススメを聞いて選んだ。その場で焙煎して粉にしてもらったものを200g買ったのだが(だいたい20杯分と考えていい)、2週間足らずでほとんど飲んでしまったくらい気に入った。また買いたい。帰り道すがら「スプレモブレンド」のアイスコーヒーがセブンイレブンで売っていたので買って飲んだ。これがめちゃめちゃおいしく、すごいじゃんとなった。200円でこれはダンピングじゃんと思った。

もともとコーヒーとか紅茶を飲むのは好きだったが、自分で淹れるのが楽しいと気づいてからはますます好きになって毎朝飲んでいる。コーヒーも紅茶も、植民地支配を象徴するような嗜好品で、何か搾取しているようで気が引けるが、裏を返せば合法なうえにしっかり儲かる適正なビジネスということでもある。人類の叡智を噛みしめたい。

コーヒーを淹れ始めるきっかけは結婚式の引き出物のカタログギフトのなかにこのステンレスフィルターを見つけたことだった。大事に使っています。感謝。

5/28 コーヒーを勉強している

コーヒーの淹れ方とかの動画を見ていたら面白く、いろいろ見てしまった。

この人の動画はわかりやすくて面白いのでおすすめ。テイスティングの動画なども見た。

いろいろな産地があるから味が違うんだろうなとは思っていたが、どう違うかてんでわからなかったのでこの動画を見た。結構わかりやすく、よかった。

5/29 ブレイキング・バッド シーズン5(再履修)と読書会 泉鏡花「高野聖」

ブレイキング・バッド再履修

(以下「ブレイキング・バッド」および「ベター・コール・ソウル」の重大なネタバレあり

「ベター・コール・ソウル」の感想や製作者のインタビューなどを見ていて、「ブレイキング・バッド」のマイクと「ベター・コール・ソウル」のマイクの違いが気になった。これは記憶違いだったのだが、「ブレイキング・バッド」のマイクはガスに対して絶対の忠誠を誓っていた印象があり、「ベター・コール・ソウル」をこのまま追っていってもそうはならない気がしたので、確認したくなった。

それにしても、マイクというキャラクターはニューメキシコの荒野を象徴するようなキャラだ。旧約聖書のヨブのように、自らの罪も罰も一身に引き受ける。彼が物語の中で救われることはなかったし、彼が孫のケイリーと義理の娘のためにしたことはすべて無に帰した。「ベター・コール・ソウル」でも、彼の苦悩や葛藤を本当の意味で共有することは最後まで誰にもできなかった(ガスもまた、自らの利害のためにマイクを利用していたにすぎない)。彼はそれが「果たすべき責任」だと思っていただろう。家族を守るために、愛しているからこそ遠ざけた。ジミーやウォルターにはそれができなかった。

見直して、「ブレイキング・バッド」終盤のマイクは変質した後のマイクだという前提で「ベター・コール・ソウル」のマイクが描かれていることがよくわかった。「ベター・コール・ソウル」のマイクはヴェルナーを「ヤワだった(he was soft)」と言ったカイを殴る。マイクは「ヤワ」なヴェルナーに共感し、彼を少なからず好いていたわけで、ヴェルナーを殺したくなんてなかったという葛藤の中に未だいる。それなのに、部下であったはずのカイは軽々と「誰かがやるべきだった(it had to be done)」などと物分かりよさそうに言ってのける。そのことに苛立つマイクは、愛する人を生かすためには誰かを殺さなければならないという現実にまだ慣れ切ってはいない。

マイクは最後まで孤独だった。だが、私たち観客だけは、そんなマイクの最期に寄り添って、彼の死を悼むことができる。

(ネタバレ終わり)

読書会 泉鏡花「高野聖」

本当によかった。読んでよかった。
文体が古風なので、読み始めは抵抗感があるかもしれないが、あらゆる日本語話者に読んでほしい、というか、日本語話者として生まれたことの利益を存分に享受できる名作だと思った。

女を抱くと動物に変えられるという妖怪譚を、描写を通して可能世界に持ち込む技術も舌を巻くし、その描写が日本語として無理なく自然なのに、不気味なほどに克明なのはすごい。描写の力があるからこそ、単なる寓話として回収されることもない。

なんとだれでも無料で読めちまうんだぜ。是非。

5/30 謝罪について

↑の動画を見た。アメリカ人の喧嘩の仕方と、謝罪の仕方について話した動画だが、謝罪のときの言い方が面白かった。アメリカ人は謝罪をするとき反省した内容(「あんなことを言ったのはどうかしてた、もう二度と言わないよ」とか)や傷つけてしまった相手を思いやること(「愛してる」とか)を言ったりするという。日本人はあんまりそういうこと言わないよね、という動画。

いや、私は全人類そうしてほしいと思っているが...…

5/31 ストレンジャー・シングス シーズン3-6から見てなかったので見始めた

「ストレンジャー・シングス」の新シーズンが来ていたのだが、それを見る以前にシーズン3-6の途中でなんか飽きて観るのをやめていたので、その続きから見始めた。

(以下「ストレンジャー・シングス」の重大なネタバレあり

話が進めば進むほど、当初の主人公であったイレブン - マイクのラインから、ホーキンスの住民の群像劇として展開していき周りの子供たちに焦点が当たるようになる。「ストレンジャー・シングス」の美点のひとつは、こうした子供たちを物語上の役割をこなさせて退場させるのではなく、何かしら余計なことを――例えばNeverending Storyを一緒に歌うことを要求したり――させて、物語の進行をわずかに妨害しながらでもそのキャラの個性を引き出すことを選択するところにある。シーズン3では、ルーカスの妹エリカもそういうところがあり、面白かった。

(ネタバレおわり)

6/4 ワクチン3回目 ストレンジャー・シングス シーズン4 Vol.1を観終わった

観終わった。まだ公開されて間もないので、さすがにネタバレはよす(したがって感想もここにはあまり書かないことにする)が、正直なところ、Vol. 2を観なければ何とも言えない。いろいろ期待してしまっているが、どうなることか。

翌日はワクチン副反応で普通に動けず。
微熱とか関節痛とかがひと通り出た。

6/6 今後の方針について考えたこと

私はADHD(不注意型)なので、普通にしていると可処分時間を適当に使いつぶしてしまうからこういうことについてちゃんと考えておく必要がある。今は可処分時間が多いからそれでも何とかなっているが...…。

今やりたいことは3つ。

  1. 語学
    とくにスペイン語と韓国語。スペイン語とポルトガル語は相互に意思疎通できるほどに似ているようなので、どちらの言語も実用性が高い上に、一石二鳥だから学んでいる。地元でも(おそらく)ポルトガル語を話す人たちをよく見かけるし、学んでおきたい。

  2. 小説と詩のことを考える。
    この日記もこの一環。とにかく書くことや読むことをしたりそれについて考えたりする。弟と曲を作るとかも今やっていることのひとつで、それもちゃんと進めたい。

  3. コーヒーのことを考える。
    最近できた楽しみ。将来的に自分が淹れたコーヒーを売ることになる可能性があるので、そういうことも考えて勉強したい。

Twitchでゲーム配信もしたい気持ちはつねにあるのだが、こういうことよりも今は優先度が低いし、やるなら6時間以上のまとまった時間を投下したくなってしまうから嚙み合いがよくない。

この日は、いろいろあって、「穏やかで優しい人間になりたいものだなあ」と思った。ときどき思うが、私にはどうにも難しい。別の私は苛烈で粗雑な人間になりたいと同時に思っているのだ。

6/7 またコーヒー豆(ケニア)を買った

またまめやでコーヒーを買った。前回の、苦み強めのブルボンアマレロ(たぶんフルシティロースト)とは対極的な、フルーティで有名なケニアの豆を買った。たぶんシティロースト。あとニトリでポットと温度計とビーカーを買った。フィルターを通過したコーヒーを滴下する器具として、ビーカーはかなり利便性が高いことに気づけて良かった。

こういうやつ(ニトリのは500円くらい)。滴下したコーヒーの量がわかるし、透明なので液体の状態や不純物がよくわかる。私は金属のフィルターで淹れているので、微粉がどれだけ混じっているかとか下から見てわかるのが本当にいい。
今までは直接コップに滴下していたが、それだと下に沈殿した微粉混じりの部分は諦めて捨てるとかもできない(かといってコップを2つ使うのは洗い物が増えるから嫌だ)とか、そういう細かな部分をガラス製のビーカーはすべて解決した。しかも安い。

この日は家族とおいしいものをたくさん食べたので贅沢な一日だった。が、疲れた……。

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