能力を最大限に使うことができればそれが道に外れたことでも構わない。少しだけであればと考えたのが後々大きく道から外れることになる。しかし人間はいつだってやり直しができる。本当の目的に自分が気がつくなら過去のことを後悔しながらでも充分生き直すことができる。今どう生きるかが重要だから。
限られた選択肢の中で最大限に力を発揮して力を尽くすことができるのは、自分で納得できているから。愛情や理解が実の父親からは得られなくても身体を張って問題解決しようとする人がいるだけで満たされていく。どうにもならない状況に陥ってもそこで充分に生きたと感じる。複雑な人間理解がポイント。
ベターコールソウルの最終回、つまりは2008年のブレイキング・バッドからの14年にわたるサーガの結末を観てしまった。凄い。TV犯罪ドラマの枠を越えた深い傑作。ゲスの弁護士が最後は後悔を背負って生きていくと言い切る。普通の人が翻弄され暴走し悪へ走り最後はそれを償うドラマが完結した