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冬実感、豪雪路線を巡る旅【前編】(米坂線、上越線、飯山線)

ども、ゆさっちです。
今年の東北は、久しぶりに冬らしい冬を迎えています。
みなさまのお住まいの地域はいかがですか?

この季節、ゆさっちはあえて冬の厳しさを体感しに行きたくなります。
北国にとって、この季節はもちろん厳しい季節なのですが、この季節だからこそ、きらめく魅力もあることを、単に旅行者として訪れただけでなく、かつて6年間豪雪地帯で暮らした経験から知っています。

去年の冬は太宰治の足跡を追って、津軽半島にいきました。
今年は、JRで行ける最も厳しい豪雪地帯を訪れてみたいと思います。
その場所とは、新潟・長野県境にある森宮野原(もりみやのはら)駅。
くわしくは現地到着後お伝えしましょう。

今回は土日2日間、8880円で下のマップの地域が乗り放題になる「週末パス」を使います。
特急券を買えば、新幹線や特急も乗れますよ。

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さて、今回は久々にゆさっちの最寄駅、東北本線の藤田駅からスタートしましょう。
折からの寒波で、普段あまり積雪のない当地も雪景色です。

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この時点で予定していた新潟入りのルートは磐越西線の喜多方以西が終日運休となり、米坂線にリルートしました。

東北本線は若干の遅れが発生していました。

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福島駅で奥羽本線(山形線)米沢行に乗換、東北本線の遅れで5分の乗換のマージンがなくなり、駆け込みます。

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福島市内は雪がなかったものの、2つ先の庭坂(にわさか)駅を出ると、車窓は一変します。

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米沢に到着しました、いつもの牛くんもマスクで感染対策です。

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ホームでは、駅員さんが懸命にホームの除雪作業をしています。
ご苦労様です。

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米坂線の発車まで時間があったので、ちょっと外に出てみました。
間断なく雪が降りしきっています。

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ダイヤの乱れも予測されるので、ここでの食料調達は必須、お弁当を買って、米坂線乗り場に向かいます・・・うわ。(´⊙ω⊙`)

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発車してしばらくすると、雪の原野が一面に広がります。

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あっという間に車窓は結露で曇ってしまいました。

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ここで、ゆさっちの知恵袋、曇って外が見えない窓には、手指の消毒液やレンズクリーニング液などアルコールの入った液体をティッシュに一吹き、これで窓を拭いてあげると15分経ってもこのとおり、拭いたところの境目、わかりますか?
冬の旅のお供に、感染症対策も兼ねてぜひ1本!ヾ(*´∀`*)ノ

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羽前椿(うぜんつばき)駅です。
この駅で行き違いとなる、対向の列車が遅れています。
この駅で30分以上抑止となることを、運転士さんが車内をまわり、申し訳なさそうに説明しています。

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外に目をやると、係員の方が列車の乗車口の周り、そしてホームを綺麗に除雪していました。
ここは無人駅、決して多くないであろう乗降客のために、懸命の作業が続きます。
ホームに降りたゆさっちを見ると、「すごい雪ですね。列車が遅れちゃってすみません。」と、笑顔で話しかけてくださいました。
ゆさっち「いえいえ、ほんとにすごい雪ですね。お疲れさまです。お気をつけて。」

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運転士さんは、運転再開に向けて輸送司令と無線連絡。
外では懸命の除雪作業。
こんな中ではございますが、ゆさっちは車内でお弁当を広げさせていただきました。(´∀`; )
米沢牛を使った「特上カルビ弁当」、柔らかくてうまうまなお肉、脇役なのに存在感を主張する2個のシウマイ、堪能いたしました。(´∀`)

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列車は山形・新潟県境の小国(おぐに)駅まで、雪崩等に対する警戒のため徐行運転になるようです。
この時点で坂町駅での羽越本線への予定の列車に乗り換えることができなくなりました。
到着は遅くなりますが、次発の特急「いなほ6号」に乗ればなんとかなりそうです。

新潟県に入ると列車は速度は回復し、雪原を快調に飛ばしていきます。

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終点の坂町(さかまち)駅に到着、ここで羽越本線の特急「いなほ6号」に乗り継ぐ・・・予定だったのですが。

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駅の構内放送で、いなほの到着見込みがたっておらず、その次の普通列車が最速で新潟まで行く列車とのこと。
それまで1時間以上待機。
外に出て気分転換と作戦会議です。

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新潟ー長岡間を新幹線でワープすれば、なんとかなりそう。
新潟行の普通列車は定時でやってきました。

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新潟からは新幹線、ひさびさのMAX、1階の自由席の乗客は自分のほか、1人だけでした。
ワープ!

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長岡に到着です。
ここで上越線水上(みなかみ)行に乗り換え、越後川口を目指します。

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越後川口(えちごかわぐち)駅で飯山(いいやま)線に乗り換えます。
列車は雪に埋もれていました。(´⊙ω⊙`)

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日本有数の豪雪地帯を走る飯山線。
雪の壁は車窓の上端の高さを超えてます、4mくらいあるでしょうか。

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予定より1本後、対向列車の遅れもあり、2時間近く遅れて、今回の目的地、そして今宵の宿泊地である森宮野原(もりみやのはら)駅に到着しました。

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宿の方が、迎えに来てくれています。
じっくり観察するのは、翌朝にしましょう。
駅のご紹介は後編でお伝えします。
宿へ向かい旅装を解きます。
お腹空いた、早速ごはんです。

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鶏鍋(写真失念)や地の野菜や山菜、岩魚など、派手さはないものの、地元の幸をしっかりと盛り込んだお料理に舌鼓を打ちました。
新米なのかな、ごはんおいしかったなぁ(*´﹃`*)ジュル…

その後は、鉄分の匂いの強い源泉掛け流しの温泉でリラックス。
あとは朝までぐっすり。
午前4時に目覚めれば、近くの道路では早くも除雪車が活動を始めていました。

(つづきます)

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