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結婚してから変わったこと

毎日が幸せになりました!

…なんて書くわけないでしょう。

①元彼
結婚前、「8月に喫茶店にでも行きましょう」と言っていた元彼は、
私が結婚したのを知ってから途端に音信不通になった。

旦那さんに気を悪くさせてしまうかも、
という配慮だったのかもしれないが、
それならそれで「おめでとう」くらい言って欲しかった。

もう恋愛感情は持てません、
だから恋人には戻れません、
だけど一緒にいると楽しいです、
だからこれからも、たまに会ってお茶したりするくらいのお友達でいてくれませんか。

…という言葉は何だったのだろうか。

結局、他の男のものになったのならもう用無しだということを暗に仄めかされているのかもしれない。

いろいろあったけれど、幸せを願っているよ、
ということを過去の恋人に対して思うことは難しいけれど、
この人は、なんだかお互い心の傷になれた気がするので、
いつか素敵な女性と巡り会えて、本当の愛を知れるといいですね、と思う。

②名前も思い出せない人
LINEの名前を「“新しい名字”(元“旧姓”です)」に変更するなんて無粋なことはしなかったけれど、
気分転換にLINEの写真を変えたら、
「誰だっけ?元気にしてる?」
という連絡が届いた。

誰だっけ?はこっちの台詞。
最後のやり取りは、私から送った1年前の「じゃあいつにしますか」だった。

つまりこの人は会う約束を進める中で音信不通になり、
かつ私が誰か思い出せない=トーク履歴を消したくらい、
当時は私に見切りを付けて自分勝手に切ったくせに、
今さら連絡されても困る。
これが俗に言う、「LINEの墓場漁り」というやつか。

丁重に、未読のままトーク履歴ごと削除した。

③とっくに離れたコミュニティに残る人たち
私は社内でもSNSでも結婚報告をしなかった。
大切な人には、電話で結婚の報告をした。
その中の一人が、昔の共通のコミュニティ(大学時代の軽音楽部)の先輩に、私の結婚を匂わせるようなことを(悪意なく)送ってしまった。

噂はすぐに広まった。

何故なら、
「ねえ、あの子結婚したって本当?」
「あの子が結婚したかを聞かれてるんだけど真実知ってる?」
「他の人から回ってきたんだけど、あの子結婚したらしいよ」
「結婚したの?バンドマンと?どうせすぐ別れるんじゃない?」

…こんな感じで、当事者である私には誰も連絡をしてこないで、
狭いコミュニティにいまだに執着する人同士で、
質問を連鎖しているからだ。

「知らない」で終わらせればいいものを、
わざわざ他の人に伝言ゲームで聴いていくこの感じ。
…まさにこの村社会が嫌で、
私は地元を離れ、青春を共にした軽音楽部からでさえも足を洗ったのである。

私に直接聞けば済む話じゃないか。

それなのに誰も連絡してこないということは、
もう私と気軽に連絡を取り合える間柄ではないことを自覚しているからだろう。

それならば、「もう気軽に連絡を取り合える間柄ではない人」が結婚したかどうかについて、
わざわざ何人も巻き込んで詮索しているのは、
本当に典型的な村社会の姿だなと思う。

優しい優しい親友たちが「本人と連絡取り合ってますけど、そんな話出てないですよ」
と上手く収めてくれた。

私が結婚したら遠ざかって行く人、
私が結婚したら近づいてくる人、
いろんな人がいるんだなあと思った。

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