自己紹介
舘野雄貴
経歴:大学時代から児童養護施設の非常勤職員として働き、その後はフレンドホーム(里子の一時預かり)として男児を迎えていました。(現在は行政判断で中止中)
学校卒業後は、理学療法士として約15年間、総合病院や人工透析施設、訪問リハビリ等の現場にて働いてきました。
現在は、Brotherhood(保険外の医療・福祉サービスを提供する会社)の代表を務めております。
主な内容としましては、高齢者や障がい者のかたがたの「移動介助」になります。
Brotherhood設立の理由は2つあります。
1つは、リハビリ現場で働く中で見えた「医療・福祉システム」の穴を埋めたかったからです。
現状の医療・介護の保険サービスでは、日常生活内の支援はしてくれますが、生活プラスアルファのサポートはできません。例えば、食事や入浴、整容などの生活に必要なことは手伝ってくれますが、遠方へのお出かけやお墓参りなどは自力あるいは家族・知人等のサポートによって行わなければなりません。
しかし、現実的にはそうした介助のサポートを実現するのは難しいので、生活プラスアルファの部分は諦めている場合が多いです。
そこで、Brotherhoodでは、患者様の御希望を可能な限り叶えるために、保険内では実現できないサービスに提供を行っております。
2つめは、「発信・啓蒙活動」のためです。
私は、仕事をする中で、ハンディキャップのあるかたやアイデンティティ上でマイノリティとされる人たちと多く関わってきました。
患者様が、リハビリに励むことで機能向上を図ることは大切なことです。しかし、社会生活を送っていくためには、社会側も合理的配慮をしなければ、障がい者の暮らしやすい社会を実現することは不可能です。
よって、個人モデル(当事者に問題があるのだから、当人が頑張ることで課題を克服していくという考え方)だけでなく、社会モデル(社会が障害をつくっている面もあるので、それを取り除く責務があるという考え方)も大切です。
また、異なるアイデンティティ(生い立ちや国籍、セクシュアリティ等)への理解を深めるために、当事者のかたがたと積極的な議論を交わしていきたいと考えております。
取材信条としては、属性やカテゴリに捉われず、あくまでも個人の考えに耳を傾けていき、多様な価値観に触れるきっかけとなるような記事を作成していきます。
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