ぐるぐる悩むな、ふむふむ考えよ
*時間が無い方向け、3行まとめ*
・問題に直面した時、何も行動を起こせていない状態 = 「悩む」
・どんな小さなことでも、行動を起こせている状態 = 「考える」
・行き詰まってしまった時には「悩む」で止まらず、小さな行動を起こそう
こんにちは。悠仁(@kjm_you)です。
先日公開した記事
に対して、学生時代の後輩(社会人1年目)から、こんなコメントが来ました。
それに対して自分は
と返答しました。
この分け方が普通だと思っていたんですが、意外にそうでもなさそうなので、今回は「悩む」と「考える」について書いていこうと思います。
【「悩む」と「考える」は、どう違う?】
突然ですが、こんな想像をしてください。
目が覚めたら、そこは全く見たことの無い世界だった。
辺り一面、高い壁に囲まれている。
近くに誰かがいる気配は、無い。
そもそも現実なのか夢なのかも、定かではない。
唯一確かなのは、「どうやら迷路らしき場所に迷い込んだ」ということだけ。
…こんな時、あなたならどうするでしょうか?
・「誰かいませんかー!」と叫んでみる?
・地図や目印など、手掛かりになる物を探してみる?
・昔読んだ小説に、似たような場面が無かったか思い出してみる?
・とにかく進んでみる?
もしかしたら「壁を壊して突き進む」と言う人もいれば、「ドッキリカメラを探す」と言う人もいたり、答えは様々でしょう。
けど、どれも間違いではないんです。
大声を出せば誰かがいる「かもしれない」し、探せば目印が見つかる「かもしれない」。
実は、地面を掘って行ける「かもしれない」し、意外と簡単な迷路「かもしれない」。
全ては、動いてみなければ分からない。
だから、もしこの状況において「正解」があるとすれば、「なんらかの行動を起こすこと」だけではないでしょうか。
そして、この「なんらかの行動を起こすこと」こそが、まさに「悩む」と「考える」を分ける最大のキーワードなんです。
【ぐるぐる悩むな、ふむふむ考えよ】
「なんらかの行動を起こすこと」が「悩む」と「考える」を分けるキーワードである、とはどういうことか。
先程の「迷路に入ってしまった状況」を基に考えてみると、以下のようになります。
・悩む
→「右かな?左かな?いや、やっぱり右?でも、なんとなく左の気もするんだよなー…あー!もう分かんない!どうすればいいんだよ!てか、そもそもなんで自分がこんな目に遭わなきゃいけないんだ!何も悪いことしてないのに…」
という状態。
・考える
=「右?左?分かんないけど、とりあえず右進んでみてから判断しよ!」
という状態。
つまり、
立ち止まって、「ぐるぐる」と同じことを繰り返しているのが「悩む」。
動いた結果から「ふむふむ」と判断し、更に行動しているのが「考える」。
両者は似ているようで、全く別物です。
どっちか分からないけど、とりあえず右に進んだらヒントが見つかるかもしれない。
進んだ先が分かれ道なら、また同じように判断すればいいし、行き止まりなら、来た道を戻ればいい。
「ぐるぐる」と悩み、立ち止まっている人がいる一方で、「ふむふむ」と考える人は、そうやって着実にゴールへと近付いて行くんです。
ただもちろん、行動したからといって、必ずゴール出来るとは限りません。
ゴールだと思ったら新たな迷路への入口かもしれないし、動き続けた結果、途中で力尽きてしまうかもしれない。
毒ヘビに噛まれたり、食屍鬼(グール)に遭遇してしまうことだって考えられます。
(『クリムゾンの迷宮』ネタです。未読の方は是非。笑)
「行動することで100%ゴールに辿り着ける」なんて有り得ません。
そんな簡単なことなら、誰もがゴールに辿り着けてしまいますからね。
唯一確かなのは、「同じ場所に止まって何もしないよりは確率が上がるはずだろう」ということだけです。
【小さくてもいい。とにかく行動しよう。】
先述した通り、「悩む」と「考える」については、「行動」こそが両者を分けるものだと考えています。
だからこそ、もし今「悩み」を抱えている人がいたら、「どんな小さなことでも良いから行動しよう」と伝えたい。
最初は、本当に小さなことで良いんです。
例えば自分なら、「朝起きたら、すぐに1杯の水を飲む」とか、「掃除のおばちゃんには必ず挨拶する」とか。
「毎日考えたことをノートに書いておく」なんていうのも、今ではすっかり習慣になってしまいました。
こんな、一見ささいに思える行動でも、日々積み重ねていくことで、少しずつ自信になって、少しずつ自分を変えてくれるんです。
キングコング西野さんの著書『革命のファンファーレ』の中に、大好きな一文があります。
踏み出す勇気は要らない。
必要なのは「情報」だ。
日々、少しずつ新しい行動を増やしていくと、
「あれ?俺ってこんなことも出来るんだ!じゃあ次はこれもやってみよー!」
というように、自分に関する「情報」をゲット出来るんです。
自分に関する「情報」をゲットすれば、「出来ること」、「出来そうなこと」、「出来ないこと」、「やりたいこと」、「やりたくないこと」がハッキリしてきます。
そうやって、少しずつ「情報」を集めた上で「行動」を続けて行けば、ゴールに近付く確率は格段に上がるはずです。
日本で生活しているなら、餓死してしまう可能性は、ほぼありません。
毒ヘビにだって、噛まれることも無いでしょう。
調べれば大体のことは分かるから、恐いものは無いし、勇気だって必要ありません。
いきなり会社を辞めて無職になった人間が言うんだから、間違いないです。笑
「ゴール」を設定するのも、自分。
ゴールに向かって「行動する」のも、自分。
悩んだら、立ち止まらずに行動しましょう。
そうすれば、必ずゴールに向かう「ヒント」が見つかるはずです。
自分も、小さな小さな行動を積み重ねることで、「会社を辞めて独立する」という決断を下すことが出来ました。
いきなり大きなことをしようと無理をする必要はありません。
まずは、自分なりの「小さな行動」を続けていきましょう。
今回もお付き合い頂き、ありがとうございました。
悠仁(@kjm_you)
【「考える」上で参考になりそうな作品の、ほんの一部】
①『革命のファンファーレ』
(西野亮廣 著・幻冬舎)
→「読者が選ぶビジネス書グランプリ2018」にも選ばれましたね!
現代人必読の書であるのは、間違いないです。
②『自分への取材が人生を変える』
(はあちゅう 著・泰文堂)
→これも読みながら、何度頷いたことか…
はあちゅうさんは、夢を叶えている人の共通点として「自分への取材が出来ていること」とおっしゃっていますが、まさにその通りだと思います。
③『自分のアタマで考えよう』
(ちきりん 著・ダイヤモンド社)
→「データ」や「世間の声」に惑わされず、深く考える方法を教えてくれる1冊です。
「なぜ?」「だからなんなの?」は、どんな場面においても重要だと思います。
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