転職をやめる、天職をはじめる。

2月末で会社を辞めてから、約4ヶ月。
実はこの1ヶ月、細々と転職活動をしていたんですが、この度、縁あって就職しないことを決めました。

声を掛けてくださった方々、相談に乗って下さった方々には、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

この決断に至った理由はいくつかありますか、最も大きかったのは「誰かが作った成功に乗っかりたくない」という思いでした。


例えば営業として会社に所属する場合、その人にとっての「成功」とは、1つでも多くの商品を売って、会社の売上に貢献することになるでしょう。
そこにやりがいや達成感を感じられる人は、たくさんいるんだと思います。

でも、自分は違いました。
社会人失格であることを承知の上で言いますが、自分にとっては会社の売上なんて「心底どうでもいいこと」だったんです。

たしかに会社の売上が上がれば、給与も上がり、結果的に自分の幸福度が上がる可能性はあります。
また、結果を出すことで昇進し、より大きくて面白い仕事を任される可能性だってあります。
そんな状態を、世間では一般的に「成功した」と言うのでしょう。


でも、この「成功」は自分自身で思い描いたものではなく、どこまで行っても「誰かに作られた成功」でしかないんです。


世界的ベストセラーである『7つの習慣』には、「終わりを思い描くことから始める」というフレーズがあります。

終わりを思い描くことから始めるというのは、目的地をはっきりさせてから一歩を踏み出すことである。
目的地がわかれば、現在いる場所のこともわかるから、正しい方向へ進んでいくことができる。

仕事に追われ、成功への梯子をせっせと登っているつもりでも、一番上に到達したときに初めて、その梯子は間違った壁に掛けられていたことに気づく。
結局はまったく効果のない、多忙きわまりない日々を送っていることが大いにありうるのだ。


ここで言われている「間違った壁に掛けられている梯子」こそ、まさに「誰かに作られた成功」への道に他なりません。


自分の不甲斐なさに涙する夜を越え、上司から散々怒られながらも努力をし、必死の思いでたどり着いた先が、思い描いていたものとは違ったなんて、そんなに虚しいことがあるでしょうか。


そんな思いをするくらいなら、たとえどんなに小さな成功だとしても、自分が思い描いた成功を目指したい。

そう確信したんです。



世間には、未だに「非正規社員は能力が低い」「大企業は安泰」「転職は悪」という“常識”が蔓延しています。
でも“常識”なんてものは本来、世間が勝手に作り上げた、時代の流れによってゆらゆらと移り変わる“幻想”でしかありません。

そんな幻想に惑わされ、心も体もすり減らした挙句、自ら命を絶ってしまう人がいるような常識なんて、絶対に間違っています。

だからぼくは、そんな間違った常識もぶっ壊したいんです。
一人一人が、自分で思い描いた「成功」に向けて進んで行ける国にしたいんです。

そのためにも、まずは自分自身が、自分にとっての「成功」を思い描き、それに向けて行動していくことに決めました。


今はまだ先行きの暗い日本ですが、ぼくたち一人一人が“常識”にとらわれることなく、自分の頭で考え行動することができれば、必ずや未来を明るくすることができるはずです。

「成功」も「理想」も、待っていたってやってくることはありません。
自分の手でつかみ取りにいきましょう。



今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。


悠仁(@kjm_you



p.s. この記事もすごく参考になったので、ぜひ読んでみてください。

〈以下一部引用〉

僕たちは会社から自立して、自分の幸せの為のキャリアをマネジメントしていかなければならない。

会社の幸せと自分の幸せを混同した瞬間、人生を会社にまるごとプレゼントしているようなものである。なんという気前の良さ!

あとは洗脳されているうちに、僕たちがもっていた夢も、希望も、いつの間にか曲げられてしまう。
そして、10年もすれば僕たちが最初に何を目指していたのかも、ほとんどの人たちは忘れてしまう。そう、ほとんど。
そして、ふと気づくと、あまりに当初の予想とは違う自分の未来が現実となっているのに気づく。何が悪かったのかはわからないが、失った時間は帰ってこない。

そして、30過ぎた頃に「こんなはずじゃなかった人生」がやってきて、場末のバーで酒を片手に「現実なんてそんなもんさ」といいながら、氷がグラスに当たってカランという音がするわけです。


p.s.のp.s.




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