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ビジネスはプレゼンテーション

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会社員に役立つプレゼンテーションスキル
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記事一覧

人前で緊張する人ほど顔を上げた方がいい

緊張って何?プレゼンテーションに緊張は付き物です。 人前に上がるとどうしても手が震えてしまう、心拍数が上がり顔が紅潮する。ありませんか? あなただけの特別な反応ではなく、少しもおかしくありません。 程度が大きいと”あがり症”とも呼ばれますが、誰にでもあります。 攻撃性を高める交感神経と、リラックスする副交感神経のバランスが崩れて交感神経側にストレスがかかると発症します。 こんなイメージです。 震えて、頭に血が昇って、心臓もバクバクです。 この牛くらいに反応が出る

育児休業制度のせいで少子化が進む

育てる男が、家族を変える。社会が動く。 厚生労働省が進めるイクメンプロジェクトのキャッチコピーです。 https://ikumen-project.mhlw.go.jp/ 言うまでもないですが、「イクメン」とはハンサムな男性「イケメン」をもじった造語で、子育てへの参加意欲の高い男性を指します。 育児は女性が担うのが当たり前だと言わんばかりの流行り言葉への指摘もしたいところですが、今回は違う論点です。 育休制度を中途半端に推進すると少子化も進みますよ、と警鐘を鳴らす話

市場価値を知るためにビズリーチに登録した

「転職しなくてもビズリーチ」以前広告で流れてきて、思わず指を止めてしまったコピーです。 ビズリーチは業界でも名の通ったハイクラスの転職サイトです。 それなのに大々的に”転職しなくても”と謳うのが面白くて、ついつい目と心を奪われたわけです。 もちろん、誰も転職しなければ売上につながらないので、まずは職務経歴を入力して、どんな会社が声をかけるか試してみましょう、と促しています。 転職は勇気が入りますが、自分にどんな選択肢があるか興味がある人は多いでしょうから、登録するハー

ハリボテの内側の笑われる話

副業を容認している企業は55%パーソル総合研究所による先月のニュースリリースによると2018年比で3.8ポイントの改善しています。 この数字を見ると、過半数の企業では副業による自己実現ができるのではと期待をしてしまいそうですが、実際はそんな寛大な企業は少ないのではないでしょうか。 高度経済成長期から受け継がれたメンバーシップ型雇用が息づく日本企業で、ベテラン管理職が中堅・若手社員の副業を推奨するケースは稀有です。 会社員は、かねてより組織に奉仕する姿勢を求められてきまし

電子小冊子『言語コミュニケーションの秘密』プレゼント中!

ようやくご用意できました!全14ページの冊子ですからすぐに読めてしまうのですが、私の所属するコミュニケーションスキル協会監修の英智の詰まったこちらの一冊をプレゼントいたします。 少々お手間をおかけしますが、メールで送付させていただきますので佐藤のメルマガにご登録くださいませ。 冊子だけでなく、毎週火曜金曜に送られてくるメールでのプレゼンテーション講義も損はさせません! (うっとうしかったらソッと解除してください。プレゼントは登録と同時にもらえますのでご安心を) こちら

他人のプレゼンはここに注目!

ほぼ毎日見ています 講師なので当然ではありますが、日々様々なプレゼンテーションに出会います。 構成や修辞の練られた作品は芸術的で、自然と身を乗り出して感動してしまいます。 あなたも、目の前で雄弁に語る誰かに関心した経験があるのではないでしょうか。 話が上手い人のプレゼンテーションは、なぜ人の心を動かすのか、どのような技術を使っているのかを理解すると成長のヒントになります。 野球選手はライバルのスイングを観察して技術を評価しますし、将棋が得意な人は矢倉戦法がどうのと第三

夢見る紳士じゃいられない

紳士服が窮地に立たされている ここ数週間、スーツ業界のニュースが続いています。 大手の青山商事は専門店の6割にあたる400店舗で売場面積を最大5割減らすと発表し、先週末には大規模なリストラも発表しました。 削減したスペースにはコンビニや飲食店などのテナントを誘致するようです。 お店のイメージが大きく変わりますね。 スイーツを買うついでに、スーツを見られるようになります。 この方向転換には、なりふり構わずなんとしても客足を自店舗へ向けようと土俵際の踏ん張りを感じます。

失敗は、苦難に立ち向かう戦士の兵糧

失敗で気づく課題点 あなたはこれまでにどんな失敗をしてきましたか? 恥ずかしい失敗には誰しもが落胆するでしょうが、その悔しさは大きな成長をもたらす可能性を秘めています。 私にはどうしても忘れれない失敗があります。 数年前、プレゼンテーションの本番で原稿を飛ばしてしまい、ステージを降りた経験です。 目の前には聴衆がいて、プレゼンテーションの最中なのに、次の言葉が一切出てこなくなったのです。 代わりに涙が出そうなくらいおそろしい時間でした。 今でも時々、あの日のあの瞬

評価に一喜一憂しない

自己評価は何点がいいのか評価の時期です。 12月締めの企業は昨年1年間の評価を決めて、今年の目標を定めるタイミングだと思います。 あなたの組織では、評価はどのように決められているでしょうか? 私の勤める会社では、まず自己評価で点数をつけて、その根拠を示し、上司はそれに手を加えます。 そして、最後に面談を実施し合意の上で成績が確定します。 組織ごとに特徴はあれど、いきなり会社から成績が言い渡されるのではなく、どこかで自己PRのタイミングがあるところが大半だと思います。

「常識」を更新する

上手くいきました!! 前回の記事に書きましたプレゼンテーションは無事に終了いたしました。 若手社員によるビジネスプラン発表ですから温情の視線はあるものの、彼らの雄弁たる姿はベテラン社員も刺激になったはずです。 練習どおりのパフォーマンスを披露してくれまして、聴衆が思った以上に釘付けになっていました。 発表後には内容への賞賛以上にプレゼンテーションへの賛辞がありました。 「話し方が上手い」 「みんなが何を思っていたか伝わった」 一番嬉しかったのは「事前に資料を見た

明日はプレゼンテーション

プレゼンテーションはタスクの一つ? いよいよ明日! 今から気持ちが高揚します。 自らこれまで育ててきたプロジェクトの成果発表会です。 テーマは若者のビジネスプランについてで、佐藤はあくまで事務局で司会です。 主役は未来を担う者たち! 事前に何度も発表の練習をしてもらいました。 本業でプレゼンテーションの指導をする日が来るとは思いも寄りませんでしたが、技術を広められるのは嬉しいです。 佐藤に自由を与えるとこうなります。 企画を立案するのも大切ですが、伝えてようや

マイクロソフトとの適切な付き合い方

最近エクセルを使っています 仕事で報連相をする際に便利です。 表またはグラフを簡単に表現できて、見出しをつけられます。 それをiPadで見せながら説明すればプレゼンテーションになります。 「A社との取り引きについて教えて」と頼まれたら、取引金額のグラフを見せながらこれまでの経緯を話すだけです。 大掛かりな説明でない限り、必要なデータは限られています。 分析力をアピールするのが仕事ではなく、相手の欲しい情報を提示して対価を得るのが目的ですから、一番重要な情報が使えれば

肝心な場面で言葉が出てこない人へ

話す場面とラブストーリーは突然に 普段お仕事でプレゼンテーションをされない方も、人前で話す機会は意外とあるのではないでしょうか。 送迎会で感謝の言葉を述べる、初対面の人に話しかける、会議で意見を言う、など。 周囲の注目を一手に浴びて、丸腰で発言しなければならないので緊張される方も多いと思います。 昨今はそれらを対面ではなくオンラインでも代替されてきていますね。 視線が直接ないから話し易くなると思いきや聴衆からの反応は、各自が長方形で囲われた一部から推し量らなければなり

”円滑な”コミュニケーションへの疑問

円滑なコミュニケーション「円滑なコミュニケーション」は誰しもがどこかで聞いた言葉でしょう。 会社が、上司が、同僚が、これを求めていたら危険です。 部下たちが一丸となって上司の投じたストーンを円に近づけようと滑らしているのは健全ではありません。 人材サービスのパーソル総合研究所と立教大学の中原淳教授が行った6千人のビジネスパーソンへの調査によると、1万人規模の企業では、1年間に約67万時間、約15億円もこのような無駄な会議に費やしているようです。 残念ながら、部長のス