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あまり連句に詳しくない私が、連句を紹介します

私の表現媒体に、連句と俳句があります。noteに載せたことはないです。
四年ほど前に、連句の会に誘っていただいて、それで連句をはじめました。だから、俳句はよんだことがないのです。でも、連句の五七五を俳句とするなら俳句も?みたいな感じで紹介記事に書きました。

連句とは、五七五からなる長句と、七七からなる短句を連ねていく文芸です。

その一句単体で、ああ! おお! と唸らせる句もあれば(なんとかのある句っていうんだけど、忘れちゃった)、やり句と言って、軽い感じの句も入れます。「心のすみに秋田犬飼う」みたいな。これは季語無しの句ですね。春夏秋冬それから無季の句。あとは、時事句。時事句は、その時にあったことをよむ句。
ルールに従ってよんでいきます。ルールと聞くと、難しいと思われるかもしれませんが、そんなことはないです。心地好くもあり、やはり歴史があるルールなので、美しさもあると思います。
お茶やお酒を飲んで句を出しあって、捌(さばき)と呼ばれる人に、どの句がいいか選んでもらう。
そうやって、私の参加してる連句会では、二十四行よみます。「巻く」といいます。
選ばれたり選ばれなかったり、句をなおされたりですが、それも楽しく。

連句が一番嫌うのは、後戻り。
どんどん違う世界に展開していく。それは、私一人の感覚、価値観ではできないこと。それが可能なことも、連句の魅力かなと思います。
例えば、暗い苦悩の句が出たとします。次の人はそれを味わい寄り添うような気分の句をよむ。すると次の人は、宇宙の彼方に飛ばしたり、海苔でくるんで食べたり、将棋をさしたりします。ワンツースリーの、スリーで転じる。
もちろん、苦手な人もいると思います。自分の渾身の句が、少し違う句になって採用されたりしますし。
でも、私は好きです。

あまり詳しくないのです。だから、連句のすごい人がいましたら、すみません。

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