悔しくて悔しくて、涙が止まらない。

飲みの場で偉い人に浴びせられた、ささいな言葉。
言った相手は覚えていないだろう。

そのささいな一言で
私を育て、可愛がってくれた上司のことや
上司と過ごしてきた密度の高い時間を
侮辱されたように感じて
悔しくてたまらなかったのだ。

居酒屋では笑顔で乗り切ったが
帰りのタクシーで号泣。

なんであんなやつに、こんなこと言われなくちゃならないんだろう？
私と上司のことを、何もわかっていないくせに！！

怒りと悔しさと嗚咽が止まらなかったそのときに
同乗していた先輩がかけてくれた言葉が、これだった。

「すべての出来事は、必然で必要でベストである」

起こる出来事はすべて…
■必然：必ずそうなるべくして起きていて
■必要：無くてはならない出来事で
■ベスト：最善の、うってつけのタイミングで訪れている

もう15年も前のことである。

後々調べたところ、松下幸之助さんの言葉ならしいが
何年もの間、先輩の名言だと思っていたので
いまだにその感覚が強い。

「すべての出来事は、必然で必要でベストである」

自分の中でもすごく納得感があり
社員研修やセミナーの場で伝えることもあったし
人生の色んなシチュエーションでこの言葉が思い出された。

先日、「ワールドスピーカーになって世界中の人を輝かせる！」と
決めたときにも、この言葉を思い出した。

自分で言うのもなんだが
割と苦労して生きてきた方だと思う。

物理的なしんどさだけでなく
繊細なので、必要以上にストレスを感じてしまっていた部分もあると思う。

子どもの頃も人生しんどかったが
2021年、2022年は、それとは毛色が異なるものの
自分の中ではわりと最大級のしんどさだった。

振り返ってみれば、辛さも含めて
自分が望んだとおりの現実が創られていたということは
実感してはいるものの
ここ1～2年のことに限らず、時おりフラッシュバックのようなことが起きて
過去の辛さの波に溺れそうになってしまうこともある。

でもね。

ワールドスピーカーになる！という目標ができて
自分の未来がパ―――っと開けた瞬間
過去のあらゆる出来事に
感謝があふれて止まらなくなったのよ。

過去に経験してきた甘さも、苦さも、ぜーーーーんぶひっくるめて
その現実があったからこそ「今」があって
すべてすべて、カンペキなんだ！！！！！！

足りないもの、要らないものなど存在しない！！！

そういう感情が突然湧きおこって
過去のあれやこれや、苦い経験も含めて
すべてが愛おしく感じられたんだ。

もうね、こりゃあびっくり！！！

すごい不思議な体験だったし
これらを、頭ではなく、心で感じられたのが
私にとって、ものすごく大きな出来事だった。

これまで、
未来に対しての不安や
過去に対してのモヤモヤとした気持ちでいっぱいで
「今」に全然集中できていないなーと感じることがよくあった。

でも、過去も未来も全てカンペキなんだ！と腑に落ちたことで
未来に対して不安を抱く必要もないし
過去を反芻して痛みを味わいにいく必要もない、
と気づくことができたよ。

癖だからね、これからも
頭が未来や過去にとらわれてしまうこともあるだろうと思う。

けど、自分の意思で
「今」に引き戻し
「今」を生きる選択ができるようになったと感じる。

人生はフシギダネ。
こっからどこまでも進化していけそうな気がするよ！

2023年も、一緒に
酸いも甘いも楽しんでこ！

いつもいつも、ありがとう。
両手に抱えきれないくらいの愛と感謝を込めて！