見出し画像

映画『月とキャベツ』

こないだU-NEXTで塩谷哲さんを迎えて開催した山崎まさよしさんのBlue Note Tokyoライブの模様を観ました!Blue Noteってこんなところなんだ、とか、塩谷さんの腕はやっぱり素晴らしいな、とか、「One More Time,One More Chance」は何度聴いてもいい曲だな、とか、「ヤサ男の夢」の入ったアルバムは聴いていたのでやってくれて嬉しいな、とか、最近のアルバムもまた聴いてみようかな、とか思ったりしましたが、やっぱり山崎まさよしさんと言えばこの映画を思い出す訳です、『月とキャベツ』。

この映画は「One More Time,One More Chance」のMV拡大版と言ってもいいくらい、歌と作品がリンクした素っ晴らしい作品。日本の映画の中で一番好きだと言っても過言ではないかも。すぐカッカするから"花火"という名前のミュージシャン(山崎まさよし)と"ヒバナ"というダンスが好きな高校生が不思議な出会いをしてひと夏を過ごす…というファンタジックなラブストーリー。

キャベツ畑をはじめとした自然の景色が素晴らしいし、女の子の白い衣装と花火のカラフルな衣装との対比も良いし、ちょっとずつ心を通わせてく二人の関係性や初々しい二人の演技も良いし、たまに東京からやってくる花火の理解者でもあるカメラマンが現実との橋渡しをしてる感じとかも設定的に良いなあ~と。ひと夏の思い出を描いた作品は数あれどこの作品が私の中ではダントツで一位かも。

でもおそらく私がこの映画が好きな一番の理由はヒバナの気持ちが痛いほど想像がつくからだと思います。高校生のヒバナにとってはカセットテープのウォークマン(時代!)で聴く花火の音楽とダンスが全て。私も高校生の時に修学旅行にウォークマンを持っていけなかったとしたらどうしよう、音楽を聴かないで一日を過ごすことなんて出来ないのに…!(>_<)と思い悩んでしまったくらい音楽無しでは生きていけなかったので、ヒバナの十代ならではの視野の狭さみたいのはよくわかるわけです。

ただ、これ十代だから良いんで、ある程度年齢重ねてるのに視野が狭かったり、ひとつの対象しか追いかけなかったりするのはちょっとアレですけど(^^;若さならではの周りが見えない感じや激しさや弱さといった特徴をうまく切り取ってる点においてもこの映画はとっても良いなあ~と。もちろん逆に言えば年を取ったからこその良さっていうのもあるわけですが、『トップガン マーヴェリック』なんかはその辺をうまく描いていたんじゃないかなあ~と思います。

てことで『月とキャベツ』。良い映画なので機会あればぜひ!こちらもU-NEXTで観れるし、他の配信サービスでも観れるんじゃないかなと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?