【詩】パラレルグリーン
暖かな貴方の腕に抱かれた時
それは全く正しいと思った
善悪などではなく
ただ 正しい そう思った
深い青と
周りを巡る無数の階段と
その狭間に少しの休む場所があり
柔らかな灯りがある
全く 正しい
レモングラスと石鹸の匂い
もしこの世界が揺らぐとしたら
色が違った時だろうか
例えば私が青だと思っているこの色が
みんなも青だと言っているこの色が
本当はみんなの目に色としては緑に映っていて
名前だけが共通の 青 なんだとしたら
そう 信号機のように
私の正しさは揺らがないだろう