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夢と希望の日々


小学生の時が一番楽しかった。まじで。

それ以降の人生はまあ〜〜〜それなりに笑ったり泣いたり憤ったりしてはきたけど特に印象深くもないし楽しかったかと言われると「別に?」とクールぶってしまう。

小学生の時は、毎日アホだった。

何してたか詳しい記憶はないけど、仲良しの友達が何人かいて、私の楽しいことを一緒にしてくれて、一旦家帰ってからまた自転車で集合して、行きつけの公園に行って、友達んちでスマブラして、帰ってご飯食べて寝てた。

最高では?

あの時代が恋しい。


小6の時には確かイツメンが6人くらいいて、私は割とリーダー的な感じであれやろう、これやろうと仕切っていた記憶がある。

しかし私はクラスのバリイケグループには所属しておらず、かといってめちゃ根暗グループでもなく、利も害もない明るいオタクグループだった。

明るいオタクは何をして遊んでいたかというと
・スマブラ
・公園で遊具(※当時小6)
・廊下の端から端までスライディング(※小6)
・お絵かき(NARUTO....BLEACH....りぼん....)
・シルバニアファミリーに異種フィギュアを乱入させる遊び
・交換日記

………


楽しそう♪♪

その頃イケてる小学生の間では『読モ』が全盛期だった気がするけど、その存在に憧れながらも、そういった色気付いたことには流れず、元気にオレンジ色のチャリを走らせ(放課後はノーヘル)公園で丘の上から下に転がったりして遊んでいたのだ。


上で書いた遊びたち、一見幼稚に見えるかもしれないけどさすがに小6なので色々とアップグレードされていた。

公園の遊具は自分の小学校の遊具だけでは飽き足らず、隣の幼稚園や校区内の公園は制覇していたし、最終的には別校区(少し遠い)まで行っていた。これはかなりの冒険で(これが小6だぜ…)と誇らしく思っていた。

廊下をスライディングしていたのも、みんなが下校した後の校舎だった。小6は昼休みの人が多い廊下をスライディングなんてしない。

みんなが読んでいる少女漫画も読んでいたけど、私の中ではいまいち盛り上がりにかけ、断然少年ジャンプ派だった。幼馴染の男の子とNARUTOごっこをしたときの胸の高鳴りを鮮明に覚えている。毎日NARUTOごっこしたい!と思った。

シルバニアファミリーにはとても思い入れがあって、私の家にはほぼすべてのシルバニアのお家があった。
小6までは普通にシルバニアたちで遊んでいたと思うが、小6になってからイヌやウサギの家族たちに飽きがきた。その時、友達の家にあったチョコエッグのおまけのフィギュアが目に入った。


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↑まさにこれ。写実的な動物たち

チョコエッグの動物フィギュア、今調べたら『日本の動物シリーズ』とかだったんだね。どうりで渋い動物ばっかだと思った。

私たちはこの妙にリアルなニホンオオカミやタヌキをファンシーなシルバニアの世界に投入することによって新たな刺激を作り、想像力を鍛えていた。

わたしの小6は、まさに日々想像力を磨き上げていた時代だったと思う。

交換日記もただの日記ではなく、それぞれキャラを作ってオネエ口調だったりカップル設定だったりした。普通の学習ノートだったけど、なぜか交換日記をしていることはクラスに秘密にされていて、毎日図書館の横の資料室?の本棚に隠して、隠密に受け渡しをすることになっていた。ノートを取りに向かう時は先にノートを隠してきた友達と無言でアイコンタクトをしてすれ違う。スパイ?
この超絶非効率的な制度を作ったのも私だった気がする。なぜ友達の間から「ねえこれ無駄じゃない?」という意見が出なかったのかも謎。でもすべては小6だから、で済まされる。


毎日が輝いていたように見えるのは単なる思い出の美化だと思うけど、それでもわたしは、暖かな春の陽気、校舎のすぐ下に生えていた大きな桜の木からひらひらと舞う花びら、渡り廊下にピクニックシートを敷いて、坂の下の駄菓子屋で買ったお菓子を広げるわたしとまりちゃんの笑顔を思い出して胸がじんわりとなるのだ。


あ〜〜〜〜小6に戻りて〜〜〜(ヮラ)




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