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054. お金について(Vol.1)

資本の定義は様々である。資本=お金で考えると分かりやすい。

現代の金融資本主義は強欲資本主義とも言える。お金が世界を席巻している。

「お金とは信用である」というのは、落合さんや西野さんが著書で述べていた。「お金=価値の存在証明」であり、人間同士の不信感を拭うためのものだった。

お金はもともと「交換の道具」だった。今もその側面を担っている。貨幣に価値があるのは、「貨幣に価値があると誰もが信じている」から。一種の洗脳的要素が資本主義には包含されている。そもそもお金には何の価値もない。それを勘違いした人が犯罪や究極的には戦争を引き起こす。お金を欲するのは何かが欲しいと感じたときであるべきである。

日本は貯蓄量が世界一だと言われる。不安遺伝子を日本人はたくさん持っていると脳科学者の中野信子さんが言っていた。不安を感じやすい国民性であるため、貯蓄量が多いのだろう。

お金は基本的に使わなければ何の意味もない。お金を使えば、それが循環して他者のお金になる。その循環が十分に起こらないためにデフレになる。お金を使うことは一種の社会貢献であると考えた方がいい。

お金がないと生きていけないと言うかもしれない。だけど、持っているものをシェアし合える強固な人間関係があれば、お金がなくても生きていける。最低限のレベルの生活費があればなんとかなる。ホームレスになる恐怖(死の恐怖)は、生物の生存本能と関わっている。恒常性維持機能(ホメオスタシス)が働くためだ。

スマートフォンで会計ができる今、現金を持つことは盗まれるリスクしかない。そのことを考えれば、もはや貨幣なんて現在の社会ニーズに合致していないことがよくわかる。

自分という存在価値が付加価値になり、お金を生み出すためには、周りとの差別化をはかるしかない。交換不可能な人材になりたい。そのためには広い意味での勉強が必要になる。趣味に没頭するのも勉強ということになる。好きでやっている人に嫌々やっている人は勝ち目がない。

お金については、話が尽きない。大学生のうちに考えておくべき問題だなぁと思う。

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