池田文

静岡県出身。1998~2018年関東。2019~2024年3月宮崎県椎葉村。2024年…

池田文

静岡県出身。1998~2018年関東。2019~2024年3月宮崎県椎葉村。2024年4月~福岡県。 子どもたちの遊びと育ちに関心があります。 先が見えない時代、子どもたちがいろいろなことに挑戦していける土台づくりに挑戦中。

マガジン

  • 野外で算数@椎葉村

    2023年「野外で算数@椎葉村」参加者による、ワークショップの学びの実践日記!

  • 椎葉村 自然体験チポリーノ

    日本三大秘境、宮崎県椎葉村の大自然にて遊ぶ子どもたちと大人たちの記録。2023年度、椎葉村内・近隣・ワーケーションモニターツアーに参加のご家族で活動しています。

最近の記事

インタープリター養成講座で得たもの

昨年から受講していた、椎葉村でのYAMAPさん監修のインタープリター養成講座において、合格することができたようです!(←自分でも信じられない) この研修でできたこと 全部の回は参加できませんでしたが、この講座があったことで、以下のことができたり進んだりしました。 ・最初に椎葉に長く住む人たちの土地のガイドを知ることで、各地域の魅力やツアーへの可能性を、みんなで学び考えることができた ・参加者の協力もいただき、自分のモニターツアーにて使用する土地の環境整備や利用準備ができ

    • 海士町「お山の教室」へ行ってきた!

      教育の島、また地方創生の先進事例として有名な海士町。 自己研修として、森のようちえん「お山の教室」の現場に入らせていただき、島で思い切り遊ぶ子どもたちに出会ってきました。 きっかけは、研修生募集 保育現場で、よそものに1週間も入らせてくれるってなかなかありません。しかも、椎葉とほぼ同人口2,300人の離島という、椎葉と張り合う?辺境具合。そんなところで、どうやって森のようちえんをやっているんだろう?子どもたちはどれくらいいるんだろう?活動内容はどんな感じなんだろう。 そも

      • ぽかぽか日差しの中、野外で算数!

        野外で算数WSをやります!と言っていたら、天気予報で、これまでで一番寒い日になってしまいました。 朝、冷たい風も吹いていて迷いましたが、集まってきた参加者さんが「ひなたはあったかいですよ」と言ってくれて、最初から庭へ。 0歳の子どもから大人まで総勢18人での開催となりました。 「野外で算数」って? その名のとおりですが、野外での遊びを通した科目学習活動で、スウェーデン発祥のアクティブ・ラーニングの手法です。 手法、と書きましたが、よりニュアンスをお伝えすると、子どもの視

        • 椎葉へようこそ!

          9月から、親子ワーケーションツアーの皆さんが、 椎葉村に約4日間来村し、椎葉のあちこちをめぐったり、 チポリーノに参加してくださっています。 親子ワーケーションって? 椎葉に数日滞在し、 親御さんはオンラインでのお仕事なども持ち込みながら、 お子さんと一緒に自然体験チポリーノで過ごしていただきます。 福岡、熊本、宮崎、鹿児島の各地から山奥の椎葉に来るぞ!と決めて、 お仕事やお子さんのいろんな段取りをして、 長時間のドライブの上、椎葉に来てくださる皆さんのパワーは、 ただ

        インタープリター養成講座で得たもの

        マガジン

        • 椎葉村 自然体験チポリーノ
          62本
        • 野外で算数@椎葉村
          8本

        記事

          育ちの共有場、自然体験チポリーノ

          美郷町の子どもえんyattaraが、クラウドファンディングに挑戦中! 近隣に住む私たちにとっても大事な居場所であり、椎葉の移住者たちも関心を寄せています。 そして、、以前からあった「yattaraみたいな場所が、椎葉にもあったらいいのに、、」という声も受けて、今年5月から椎葉でも実験的に子どもたちとの野外活動を始めています。 椎葉での始まり 活動を始めて、奇跡的に、 ワーケーション事業の中に活動を組み込んでいただけることになり、 野外活動や保育に興味を持っている方々が、

          育ちの共有場、自然体験チポリーノ

          時を超え私たちが繋がる宇宙

          今回3回目となるフライングプラネタリウム。 夏休み開催ということもあり、小さなお子さん連れの方から大人のグループまで、去年来てくれた方たち、そして村外からのお客さんまで、40人を超える方に参加していただきました。 前回は、椎葉に来て仲良く暮らした平家と源氏の伝説を、「源平の星」と呼ばれるオリオン座の白いリゲルと赤いペテルギウスを通して、椎葉村の象徴として伝えてくれました。 星を結んで生まれる古代の人たちの物語 みんなでカウントダウンして浮かび上がったのは、今日の椎葉村か

          時を超え私たちが繋がる宇宙

          太陽も学びも、熱い1日!「野外で算数@椎葉村」第2回実施しました。

          「野外で算数@椎葉村」第2回が、5月の猛暑の中、まさに屋外で行われました。村内外から総勢21名とお子さん13人が、椎葉小学校に集まっての実施となりました。 今回の特徴は、前回に学んだことをそれぞれ自分の住む場所で実践し、その結果を持ち寄ったことです。やったからこそわかる、子どもの主体的な学びを作る仕掛けの難しさやジレンマ、うまくいった例を共有しました。 実践報告後の参加者の感想 ・準備してもうまく子どもを乗せられないもどかしさがあった ・子どもへの声かけの仕方でも結果が

          太陽も学びも、熱い1日!「野外で算数@椎葉村」第2回実施しました。

          学びの面白さを伝える場、体感する場

          1年ぶりに生涯学習の英会話をお手伝いしています。 前任のALTジュリーが積み重ねてくれた、「教えない」「子どもが自ら感じて学ぶ」学習スタイルを、引き継いで実践しています。 教えないで、どうやって英語がわかるの? 生まれたばかりの赤ちゃんが言葉を理解するのと同じで、ある状況のもとで生じる対話を繰り返しながら、子どもたちが正しい英語を習得する過程を伴走します。 ある日の様子 Walking in the Jungle.という歌に合わせて、動作とセリフを真似ていきます。単語

          学びの面白さを伝える場、体感する場

          みんなでつくる「野外で算数@椎葉村」

          「野外で算数@椎葉村」2回目始まるよ!! 今日は保育所の運動会。 子どもたちも張り切って、いろんなドラマが起きていることでしょう。 そして、明日は「野外で算数@椎葉村」2回目が実施されます。 今回も、村内外から21名の参加があります。 諸事情で、私が参加できないのですが、有志ボランティアメンバーの皆さん、保育スタッフの皆さん、役場からも応援をいただき、より深い学びの場になるような気がしています。 第1回目の学びの「ざっくり」まとめ 〇野外で算数って? ・野外での遊び

          みんなでつくる「野外で算数@椎葉村」

          暮らしは「野外で算数」に満ちていた!椎葉が学びを取り戻す時

          2022年1月30日・2月19日に、岩手県のつちのこ保育園さん主催の「野外で算数@オンライン」を受けて、1年と少し。 この春「野外で算数@椎葉村」を開催できることになりました。 今、ワークショップの前日にこれを書いています(大雨です)。 「野外で算数」との出会いから、学びを考え直す これまで長らく保育士をしていて、毎日子どもたちと裸足で外に出て、どろんこ遊びをしたり、園庭の山に登って花や草の実を積んだり、お散歩に行ったり時には山にも登る日々を送っていました。 野外で過ごす

          暮らしは「野外で算数」に満ちていた!椎葉が学びを取り戻す時

          集まれ!わくわく学びたいオトナタチ

          \教室を飛び出そう!「野外で算数」ワークショップin宮崎県椎葉村/ 幼稚園~小学校低学年が楽しめる、自然の中での学び「はじめての算数」。 子どもに関わる大人のための実践型ワークショップを、来年度上半期に、日本三大秘境、宮崎県椎葉村にて連続開催します。 「野外で算数」って? スウェーデン発祥の、野外におけるアクティブ・ラーニングの手法です。 ~自然の中にいると、子どもたちは活発で協力的になり、発見の喜びというものが自然に起こってくるのです。同じように、算数の基礎的な理解も

          集まれ!わくわく学びたいオトナタチ

          椎葉から宇宙旅行に行ってきた!

          1/14開催のフライングプラネタリウムに、子どもと大人合わせて25人が参加してくれました。 待ちきれない子どもたち 開場を待っていた子どもたち。映像と音声の調整が済むのを今か今かと待って、100秒と30秒を3回数えて「もういいかい!!」。 始めに、プラネタリウムを届けてくれる「星つむぎの村」高橋真理子さんと子どもたちがズームでお話しました。 高橋さんが「どの星に行きたい?」と聞いてくれて、子どもたちがリクエストしたのは「木星」「おつきさま」「火星」。 目をつぶって10

          椎葉から宇宙旅行に行ってきた!

          【遊び広場ぽらん】2022年を振り返る

          いよいよ今年も残りわずかになりました。 今年の活動を振り返ると、昨年に引き続き、コロナや台風の影響が大きかったです。 各イベントの講師やホストの皆さんに、何度も日程変更や内容変更をお願いしたり、コロナ対策や見守りをかてりえスタッフさんにもご協力いただきながらの実施となりました。(皆さんのご理解が本当にありがたいです😢) 主な活動内容(4-12月) 親子リズム(運動遊び)6回 木の広場(モノづくり)2回 おもちゃイベント16回 ママ向けイベント(おしゃべり・ゲーム・ストレ

          【遊び広場ぽらん】2022年を振り返る

          見たかった椎葉の子どもたちのことを、まとめてみた(現在進行形)。

          こちらで引用を忘れていたけれど、東京おもちゃ美術館を運営する芸術と遊び創造協会のwebマガジンgood usに、椎葉の子どもたちのことを書かせてもらっています。 私としては、保育・子どもの育ちという視点から自分の学び・気づきを振り返る機会として、楽しく書くことができました。 こういった内容が、どこの誰にヒットするのかしないのかわからないけれど、昨今の保育業界の驚くべきニュース(知っている人は知っていた)とは真逆の、「確かな子どもの育ちとは何か」ということについて、熱意や正

          見たかった椎葉の子どもたちのことを、まとめてみた(現在進行形)。

          台風後の一斉清掃

          今日は、村内の一斉清掃でした。 秋晴れの気持ちのよい作業日でした。 改めて知る台風の影響 私の住んでいる地区では、普段はみんなで峠まで道切り(道の草切)やごみ拾いをするのですが、今回は台風の被害で道が通れなくなっていたり、各家への枝道被害の対応もあり、いくつかのグループに分かれて作業になりました。 男性陣は草切りを、女性陣は刈った草をまとめたり、道路の上の砂利をくわでのけたりしました。 歩きながら、改めて9/18の台風14号の被害状況(の一部)を詳しく知りました。 広

          台風後の一斉清掃

          朋有り遠方より来たる そして行く その壱

          埼玉で保育園に勤めていた時の同僚が椎葉に来てくれました。 約10年前、私が転職した先で、彼女は新卒として入職し、一回り以上年は離れているけれど同期でした。保育についていろいろ話せる友人で、夏休みの子どもの見守りを手伝ってくれました。 保育視点で地域性を見る 私が移住してから4年、椎葉の子どもの育ちについていろいろな気づきがあったけれど、保育的視点でこの気づきを共有できる機会が今までありませんでした。 彼女が短期間ではあるけれど、椎葉の山々に暮らして感じたこと、椎葉の子ども

          朋有り遠方より来たる そして行く その壱