ぶんちょう

30代バツイチ男性、サラリーマン。 生きるのがへたくそだけれども、なんとか生きています。

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最近の記事

僕が自死を選んだ夜について

 僕が5年ほど前に、自死を選んだ夜について書こうと思う。暗くて長い話なので、できれば明るい気持ちのときに読んでほしいです。はじめに、僕を全力で助けてくれたレスキュー隊のかた、お医者さん、看護師さん達には本当に感謝と罪悪感でいっぱいです。もう2度とやりません。皆さんもできれば自死を(もし選べるものならば)選ばないでください、理由としては「一瞬で後悔する」「死ぬほど苦しい」「多くの人が苦しむ」からです。それでも死にたいほど苦しい時ってあるよね。その気持ちは決して否定しません。

    • 果物をのんびり食べる幸せ

       僕はたまに無性に果物が食べたくなる。果物を食べると身も心も満たされるし、食べている時間が優雅で、とても贅沢な気持ちになれる。  仕事帰りとかに、八百屋に行ってみかんとキウイを買う。ついでにカルディによって、いい感じのハーブティを買ったりデカフェのコーヒーを買う。  そして家に帰り、シャワーを浴びて適当なご飯を食べる。ベッドメイクとか次の日の準備を先に済ませたあとは、台所に行ってフルーツを冷蔵庫から取り出して、適当なお笑いラジオや癒し系の音楽を再生する。  キウイをまな板に乗

      • ちいさくてなんかしあわせなこと(ちいしわ)

         僕は村上春樹さんのエッセイと短編が好きで、これまでに出版された本は全部読んでいる。エッセイは本当に肩の力を抜いて読める、なんでもない日常の話がたくさん載っていて、くすりと笑わせてくれる。  その中で、村上春樹さんの造語である「小確幸」という言葉が出てくる。「小説を少し書いた後に、ドーナッツを食べたとき」が例にあった気がする。僕はこの「小さくて確かな幸せ」の概念がすごく好きだ。  人生において、辛いことは往々にして大きな出来事として現れることが多い。仕事のやらかし、事故、病気

        • 悩んでいる僕たちを救う、何でもない会話について

           悩んでる時は、悩みを解決するアドバイスを求めたり、元気が出る出来事やひとことを求めるけれど、意外と僕らを救うのは何でもない雑談だと思っている。  年に一度くらい、地元の幼馴染3人と一緒に飲みに行く。会うたびにみんなそれぞれ色々な悩みを抱えているなあと思う。ただ会話が毎回それていって雑談になっていく。  僕「実は僕こないだ離婚してそのあと死にかけてさ~」  完全に禿げた友人「おいおいマジかよ!?ちょっと待ってくれよ!?」  店員さん「パフェお持ちしました~」  ぽっちゃり友

        僕が自死を選んだ夜について

          元気がない時は、あの頃にタイムスリップ(ゲームばかりしてたあの頃)

           今を生きる、っていう言葉があるけれど、今がものすごくしんどくて、将来もとにかく不安で八方塞がりな時がある。そんな時は思い切って、過去の自分にタイムスリップすることがある。タイムマシンなんてないので、あくまで頭の中の話です。  僕は小さい頃の思い出を大事にしている。幼稚園や小学校の頃って、もちろん当時も辛いことはあったけれど、宝石のようにキラキラしていて、大事な思い出がいくつかあって、疲れたときは、そのキラキラを見に行って元気をもらっている。  僕は幼少のころからゲームが

          元気がない時は、あの頃にタイムスリップ(ゲームばかりしてたあの頃)

          散文的で理不尽な哀しみについて

          僕は理屈っぽい人間だけど、そんな僕を一番人生で苦しめるのは、まったく理不尽で、唐突に現れる、どうしようもない、感情的で散文的な哀しみだ。 ある金曜日、職場からのいつもの帰り道、ビルの隙間から見える、オレンジ色の夕日を見て、きれいだなと思った。その瞬間、どこかの誰かと昔一緒に見た、広々とした夕焼け空の景色を思い出す。 広大な田園風景が広がっていて、遠くにみえる高架橋をカタンコトンと控えめな音で電車が走っている。気持ちの良い風が吹いていて、一緒にいる女性と何か談笑をしている。い

          散文的で理不尽な哀しみについて

          鬱とか不安とかに効く、人類史のススメ

           僕は子供のころから理屈っぽくて、何か嫌なことがあると「なんでこうなったんだろう」と考えだして、答えのない沼にはまっていってしまう。  そんな性格だから、自分が孤独感とか絶望感を抱いているときには、「なんでこんな気持ちなんだろう」と考えて、どんどん暗い気持ちになる。これが「今朝の占いで最下位だったからなぁ!」という考え方ができれば、すぐに割り切れるのになあ、と思う。  そんな僕の対処方法の一つは、なるべく理屈っぽいことが書いてある本を読むことだ。学者さんやお医者さんが書いて

          鬱とか不安とかに効く、人類史のススメ

          あの頃の夏休みの思い出(1990年代)

           僕は暑いのが本当に苦手だけれど、それでも夏は嫌いになれない。どの季節よりも、小さい頃の思い出があふれている。なんでなんだろう、やっぱり夏休みが長かったからかしら。僕のあの頃の夏休みをここに記しておきたい。正直、どうでもよい話です。  いろんな人の夏休みが鮮明に記録されていたエッセイ集があったら読みたいなあ。年代別に分かれてると、なお良いです。あの頃の夏休みをみんなで語り合いたい。  僕は小さいころ東京に住んでいたけれど、田舎に親の実家があって、夏休みのたびに父の車でそこに

          あの頃の夏休みの思い出(1990年代)

          絶望した時に、アクション映画を見ることのススメ(あくまで個人的な意見)

           僕は色々あって、人生に絶望して、自ら死にかけて、奇跡的に生還した。ただし、メンタルは終わっていて、僕は廃人のようになっていた。  そこから少しずつ生気を取り戻していったのだけれど、そこでお世話になったのがアクション映画だ。僕は一時期、一日一本アクション映画を見てから眠りについていた。はたから見たら危ないやつだったと思う。  特にトム・クルーズやジェイソンステイサム、キアヌリーブスの出演する映画はすべて見た。彼らが出る映画は、ほぼすべて逆境からの大逆転からのハッピーエンドだ

          絶望した時に、アクション映画を見ることのススメ(あくまで個人的な意見)

          メンタルに効くラジオのすすめ

           自分の身の上話だけでなく、たまには役に立つこと、生きづらさに対するライフハックみたいなことも話していきたい。  僕がみんなにおすすめしたいのはラジオだ。  僕は小さい頃から物事を考えすぎちゃう性格で、特に電車の中や、眠れない夜などは頭の中で嫌な事ばかりぐるぐると考えてしまう。その日あった嫌なことだったり、やらなきゃいけないことだったり、過去の辛い思い出だったり、漠然とした不安だったり。頭の中で嫌なおしゃべりが止まらなくなっちゃう。  そんなおしゃべりを止めるために、僕

          メンタルに効くラジオのすすめ

          僕について(30代、男性、バツイチ、サラリーマン、生きるのがへた)

           僕は30代男性で普通のサラリーマンとして働いている。就活がうまくいかず、大学を卒業して2年くらいニートをしたけれど、なんとか就職をした。今も週に何度かは仕事を辞めたいなあって思うけれど、辞めてもやりたいこともないし、転職活動もきつそうだなあとか思っているうちに、結局10年以上同じ仕事をしている。  そして、上司やお客さんにペコペコ謝ったり、締め切りに追われて残業をしたり、後輩に仕事を教えたり、仕事やプライベートの愚痴を飲み屋で聞いたりして、中堅社員として人並に働いている。

          僕について(30代、男性、バツイチ、サラリーマン、生きるのがへた)

          生きるのがつらいけれど、何とか生きてる人たちへ

           僕は生きるのがつらくても、何とか生きている人が好きだ。その生き方が、懸命であれ、適当であれ、とりあえず今日は死なずに生きている、その事柄が好きだし、そういった人が好きだ。そしてそんな中でも、不器用にもどこか懸命にその生きづらさに抗って、生きづらさをなんとか減らそうとしている人が、少しでも幸せになろうとする人や、その行為が好きだ。  なぜならば僕もそんな人間だからだ。僕はとにかく生きるのがへたくそだ。生きづらさ、と言葉を濁しているけれど、その言葉は季節や月、日、時間によって

          生きるのがつらいけれど、何とか生きてる人たちへ