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読書レビュー 「人間にとって病とは何か」part1

 この本を読んだのは1ヶ月くらい前で、いつの間にか二回目を読んでいたり、気になるところに折り目をつけていたりしたので整理がてらまとめてみようと思います。気になるところが多いので一旦part1とします。

p76~ 会社のこと、仕事のこと

 業界一の広告会社を例に仕事の選び方ついて綴られています。私自身転職活動の時期に読んでいたので気になったフレーズがあります。

「一生付き合う会社を選ぶ場合は、人や世間の評判任せにしないで、自分で調べることだ」

 自分を含めどれだけの就活生が最初に選ぶ会社を「一生付き合う会社」として真剣に考えているのか、それによってどれだけ「調べる」事ができるのか、実際は「一生」なんて本気で考えている人は少ないのではないのでしょうか。学生のアルバイト感覚で「決まればいいや」「最悪お金さえ貰えれば。」そういった感覚で内定をもらうことはざらにあることだと思います。親が勧めるからから。。というのが個人的にはナンセンスだと思います。ダメなときの言い訳になり得るので。

「就職は簡単にUターンできる。中止ができる。金銭面を覚悟すれば問題なく辞められる。自殺するほどの我慢をしても辞められないのは、その会社の名前華やかさの下に自分を置きたかったから。」

 今働いている同世代の人は上司からどう見られているのか、私は辞めるとき「ゆとりだ。根性がない。俺の若い頃は。」と決まり文句のように言われてきました。そう言われたから自分もそうするのはどう考えてもおかしいことだと思いますが。それでも「そうですね。わかりました。」ですべてが解決してしまうから不思議だと思います。「嫌なら辞めればいいのに」とはいうものの、実際に辞めたときの世間の評価はやはり冷たいもので、ただ転職をしてしまえば簡単にひっくり返ることを知らないだけだと思います。

p 77~ 自分を守るのは自分以外にいない

「金のために」働いている人は自分から辞めたりしない。

 偏見かもしれませんが世の中の殆どが「お金のため」なのではないでしょうか。これだとアルバイトと何が違うのかわからないんですよね。何を考えて、何が楽しくて働いているのか大事なことだと思います。ただ、お金と仕事の成果は本来比例しているはずなので「お金のために働かない」は前提だけれどお金を意識しないと良いものや成長しない場合も十分にありえるのでそこだけは忘れずにしておきたいです。

「人は誰でも覚悟さえあれば自分で条件を選ぶことができる」 「最上の条件を選ぶことは、多分誰にもできない。しかし、よりましな暮らしはできる。」

 日本にいる誰でもなく、法律でもなく、政治家でもなく、親の指図でもない。最近の日本人は、二十歳を過ぎても、自分を確立していない人が多い。

 自分を守る。とは。。私は身の回りのこと、仕事上での課題、お金のかかる手続きは自分でやれ。と解釈しました。(違うかもしれませんが。)親に頼りすぎるなと言うことだと思います。

感想

 私が読んで気になっている点は概ね健康面だとか、食事の話というよりかは作者の考えに自分の近いものを感じたからです。20代に読んで欲しい一冊です。

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