【目次】「文學界」2024年3月号の内容をご紹介します
2月7日(土)発売、「文學界」2024年3月号の目次を公開します。
9月号から配信がスタートしております電子版、今号の配信は1月11日(木)より順次開始します。
⋱特集 🖊 身体がいちばんわからない⋰
評論
小川公代「〝規範的身体〟を揺るがす文学 」
インタビュー
町田樹「言語表現がアスリートの背骨になる 」
聞き手・構成=辻本力
ロングエッセイ
ワクサカソウヘイ「時に笑いはセイウチに似たる」
中村佑子「身体を物語ること」
ブックガイド
鳥澤光「書く身体を読む身体 」
エッセイ「今のあなたの〝身体の状態〟を教えてください」
鷲田清一「ひきずり、もてあまして」
穂村弘「あと何度なおる病にかかれるだろう」
山下澄人「紐のこと、ラボのこと」
安堂ホセ「じぶんの身体が透明であると感じるとき」
川野芽生「あるいは幻肢痛」
くどうれいん「えんぴつの刺青」
年森瑛「現状報告」
岩川ありさ「解離して瀕死」
中原昌也「偉大な作家生活には病院生活が必要だ」 (インタビュー)
新連載
津野青嵐「『ファット』な身体」
卑下しない、ボディポジティブでもない。「太っている」を語る言葉はどこにある?
リレーエッセイ 🖊 身体を記す 第2回 戌井昭人「身体は大きかったけど」
新芥川賞作家
特別エッセイ 九段理江「九段理江」
生成AIの使用で話題をさらった著者の元に一通の英文メールが届くーー受賞後初エッセイ
作品論 水上文
「多様性の時代、あるいは大独り言時代の到来—「東京都同情塔」論」
創作
川上弘美「泣く男」
島田雅彦「大転生時代」短期集中連載第2回
又吉直樹「生きとるわ」短期集中連載第3回
新連載
江南亜美子「『わたし』はひとつのポータル 」
読むことで、いまここに生きる「わたし」に変化が起きるーー文学の力を探る新連
酒井泰斗+吉川浩満「読むためのトゥルーイズム――非哲学者による非哲学者のための〈哲学入門〉読書会」第2回
鼎談
市川沙央×岩川ありさ×菊間晴子「大江健三郎は何度でも新しい 」
今ますます読み直しが進む大江作品を、障害者表象やスピリチュアリティから繙く
今月のエッセイ
山尾悠子「夢の扉が開くとき」
山内マリコ「お前に軽井沢はまだ早い」
窓辺より
劉佳寧「春の画の館 」
詩歌
髙柳克弘「アメリカ、中国、そして蟹」
強力連載陣
綿矢りさ/砂川文次/金原ひとみ/宮本輝/東畑開人/千葉雄喜/真山仁/金川晋吾/四方田犬彦/江﨑文武/王谷晶/辻田真佐憲/藤原麻里菜/平民金子/松浦寿輝/犬山紙子/渡邊英理/宮崎智之
文學界図書室
井戸川射子『共に明るい』(瀬戸夏子)
李琴峰『肉を脱ぐ』(平岡直子)
頭木弘樹+横道誠『当事者対決! 心と体でケンカする』(斎藤環)
柴崎友香『続きと始まり』(鈴木みのり)
表紙画=下山健太郎
グラフィックデザイン=REFLECTA,Inc.
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