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なぜ 今、張子なのか

VRやAIの時代になぜ張子作りに時間を割いてみようと思ったのか。もともと郷土玩具に興味はあったが、ただそれだけではありません。
デジタルではない “そこに存在するもの” から得られる “見えないエネルギー” に元気をもらうことがありその力を信じているからです。

手のり張子

見えないエネルギーとは、感情のことで。いいなぁ、かわいいなぁ、素晴らしいとかいろいろ、日々の喜びのことです。
特に “かわいい” にはその力は強くあり、海外でもkawaii と使われるほど。秘めたるパワーに明るい未来への可能性を真面目に考えています。

なんだぁ、とか思われるかもしれませんが、ストレスが実際に体を害していくように、喜びを感じることは心身ともにプラスになっていくもの。

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張子はつくる行程で、原型に和紙を貼って剥がし、その後に胡粉を塗布することで、少し角がとれるように柔らかい印象になります。形がゆるくなるのです。
また、中が空洞で軽いってところもいいですね。

胡粉が塗られると“ゆるくなる”


他には、自分が今まで広告デザインを20年以上続けてきたおりに紙に関わることが多かった為、紙には親しみがあり安心感がありました。また、グラフィックを考えるのも面白そうと思いました。

“そこにいる” のがよい

毎日目にするデジタルに疲れた心に、昔から伝わるアナログで癒しを得られる喜びを、現代にお贈りできたらいいなぁ。

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