病院通院日記

躁状態になると、多弁で偉くなった気分で怒りっぽくなる。大体家族に横柄な態度をとったりして後から後悔することがしばしばある。
八月は色々あり、躁状態〜うつ状態〜躁状態のアップダウンが激しかった。八月の初めテンション高めだったのが一気に落ちて、昨日阪神の試合を見て夜通し特番見ていたので、躁状態になってしまった。通院日だったのが幸いである。朝からイライラして暴言を吐きそうになった。それでも言ってはいけないと思って黙って。

病院で相談員と話して、八月アップダウンあったからその揺り戻しが来たのかもしれないのと、ぶんじんさんは人間関係の問題があるよねって言われた。まあ、境界性人格障害も入ってるから、メンヘラムーブをかましてしまったりしまう。
「でも怒ってるぶんじんさんが本当のぶんじんさんではないですからね」
って言われたけど。言われたけど、じゃあほんとの自分ってなんなんだ……?ってなる。躁状態もうつ状態もどれも本当の自分じゃない。よく分からない。
「でも病気を免罪符に当たり散らしらしてるのなんて、家族からしたら迷惑極まりないじゃないですか」
と私は言った。本当にそう思ったから。家族だって人だし、躁状態の自分にイチャモン付けられて黙っていられないだろう。
「それは甘えではないのですか?」と言ってしまった。
「それはぶんじんさん、自分に厳しい……双極性障害っていう病気なんですよ?それじゃみんな甘えじゃないですか」
自分に厳しいとは思ったことは無いので、判断できないけど、ここまで精神科で言われた自分のセルフイメージが全部逆ということに驚いている。
私は自分のことを、能天気で楽天的で面倒臭がりで明るいと思っていたけど、精神科で言われた性格は、
几帳面で完璧主義で真面目。これもわからん。でも親にも石部金吉並にバカ真面目って言われたし、そうなのかな……って。本当は楽天的では無いし、石橋を叩いて渡るタイプだから違うんだけど。
でもまあ、甘えって思ってしまう。病気を盾にすればいいだろうみたいな。それで人を傷つけてはなにもないのでは。
「病気のせいでこうなってるんだなって少しでも安らげばその方が気が楽じゃないですか。そういう考えの方がいいですよ」
今日のぶんじんさんはイライラしていて、客観的に見られないから、また今度話しましょうとなったのだけども。
確かに双極性障害は脳の病気だし治るものでも無いので、一生の付き合いである。ただやっぱり精神疾患の後ろめたさがあるというか。
病気のせいにしていいのかなってちらっと親に言ったら、「そんな考えしてたら身を滅ぼすよ」って言われた。でも一番は家族に迷惑をかけてるわけだしと言ったら、「病気がそうさせてるから。本来のぶんじんじゃないから大丈夫だよ」と言われて泣きそうになった。
双極性障害とうまく付き合っていく生き方を見つけないといけないな。あと、そういった考え方も。
とにかく病態を悪化させないために、生活リズムを整えて、服薬もしっかりする。

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