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多様化社会 は時代の流行言葉なのか / 世の中は進んだのか 巻き戻っているのか

人間の真実はたった2つのことだと思う。
母親から産まれたこと、いずれ死ぬ ということ。
この2点以外の事象は全て不確定要素が重なった偶然の産物だ。

個人の資質か、育った環境か。
不確定要素が偶然の重なりを生み出し、今日に至る。
個人によってこのバランスは異なる。
100-0、0-100 はありえないだろう。
まなちゃん とかなちゃん でさえ最近になって やっぱり違う人生を歩んでいるようなのだから。
100人いれば整数の範囲でまったく同じバランスの誰かがいる。
1万人いれば小数点第2位のパーセンテージが合致する。
案外フィフティー・フィフティーで落ち着くのかもしれないが、50%からどちら側にブレているのかとても興味がある。

そしてそれは各個人が決めれば良いであろう。
環境に感謝や恨みを持つもよし、自己の資質を賞賛するも、周囲へ責任を押し付けないよう自己評価を下げるのも 乙なものだ。

自分 は 環境60、資質40 と答えそうだ。日や話の流れ、経緯で比重は変わる。ありがたいことに とても恵まれていると自認している。正直に環境90にすると 自己資質の形成を 周囲が怠ったような印象になりそうで、6-4 にしてみた。

ほんの少しのアクシデントや行き違いで歩む道は変わる。
我は彼であり、彼女だったかもしれない。
彼ら、彼女らが僕や私だったかもしれないのだ。
それぐらい脆弱な細い糸の上を歩いているのが私たちだ。

簡単に単純に 素晴らしい今に感謝しよう と万人へ同意を求めることも躊躇される。

順列や数字や何かにより 上から下へ並べるのであれば上位者は 下の位置に属すとされる方々へ上下幅が1mmでも狭く収まるよう配慮があるべきである。
1億総中流社会 より今日は優しさが削られては いないだろうか。

弱肉強食ではない。
我々は肉ではない、心だ。

心が肉を纏うために骨が形成されていくのだ。
産まれたての赤ちゃん なんかココロ そのもの である。
花や木々、植物ぐらい キレイなココロ だ。

多様化、多彩 は横の幅だけではなく深さ、厚さも多様な方が良い。  男性・女性・交わる無色、そこから更に続く形容詞は何階層あっても構わない。
フィフティー・フィフティーなんて稀少で天才的な才能だ。

階層の選択肢は まず横に人口の数だけ広げておく。深さは無限・目盛りなし。無限なのだから落ちることはないのである。
幾つかの集中したゾーンは既に構築されている。そのどこかに属すか否か から始めてよいのだ。
そして勝手に違うタブへ移ることも奨励する。
自らの意思でそこに在る ということが一番大事だ。
階層の深さは深ければ深いほど良い。

多様性を承認して間口を広げることで 一括りの性別の中での更なるジャンル分けが光り輝くのである。

男のゾーンで人気なのが 漢 である。
男・渡さん である。

グラサン にライフル、寡黙、男気、茶目っ気、闘病、面倒見・・・・
深く知らなくても惚れ、知ると更に惚れる、これが 漢 である。

一昔前の男の象徴はポマードだった。
時の総理大臣を輩出したのは実はポマードである。
高校時、母の鏡台 唯一の親父のスペースは直径3cm。落ちそうな隅に置かれた丹頂チックを登校前に両耳上にあてる。ついでにハイライトを1本くすねる。
この学びはとても大きかった。

バイタリス、ヘアスプレー、ムース、ジェル、ワックス、ヘアウォーター、、 変遷し、明け渡し、改良され、今度は水溶性を擁したポマードの登場である。

お洒落は足元から? 違う、もっと上だ。
股の付け根、臍、胸板より上。
眼差しのもう少し上だ。
そうだ、頭髪だ。

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40代中年おじさんが西から日本の頂点目指し 立ち上げたメーカーと自ら謳う。

ポマード、グリース の響きだけで ニヤリとしてしまう。

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頭部警察 ではなく、西部頭髪 である。 パクリ ではない、こういうのはオマージュ と呼ぶのが相応しい。

イマドキのポマードは水溶性、そして補修・保湿成分も配合されている。

理容店さん、男性客も歓迎の美容院さん にもナウイ逸品としてお奨め。 ホールド感を多彩に用意し、女性用ポマード は 64(ロクヨン) として展開!

我が故郷 福岡、仲の良い従姉妹が暮らす早良区から。
死にたいぐらいに憧れた 花の都 へ北へ北へ向かっている。

団長 は弱きを助け 個性を尊重することを、矜持と寛容 を持って支持してくれるだろう。

団長を目指すも、泣かないで  と節を付けた囁きで女性を口説くモテ漢を目指すも、総理大臣を目指すもポマードは必需品である。

男の中の男 を認めることは 多様化を推進する ということである。



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