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子鹿のように【140字小説】

腰に激痛がはしる。
あまりの痛さに、四つん這いのまま動けない。

「こ、腰が……」
「どうしたの?」

四つん這いのままピーンと伸びた手足。真っ赤な顔。
手足がプルプルと震えてくる。

遊んでいると思ったのか、娘が笑っている。

「パパおもしろーい」
「生まれたての子鹿だね!」

いいから助けて……。


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