2022年映画ベスト・スリー①『トップガン マーヴェリック』『すずめの戸締まり』『シャドウ・イン・クラウド』【映画レビュー】
今年、劇場で見た作品の中から、鑑賞後幸せな気分にさせてくれた3作品を選びました。
大ヒットした問答無用の名作の2作品と個人的趣味趣向の1作品です。
『トップガン マーヴェリック』
「特別なことではありませんが、とにかく一生懸命仕事をしています。非常にシンプルなこと。僕は自分の夢を生きていることができる幸せな人間ですから。映画を作り、世界中を旅することもできています。常に勉強することが好きで、自分を高めよう、より良くしようと努力を続けています」
(2022年5月23日来日した時のインタビューから)
とにかくトム・クルーズが最高です。俳優としても人間としてもスーパースターです。
今回は主演だけでなく製作にも加わっており、トム・クルーズの映画に対する思いが伝わって来ます。
アイスマンとグースへのリスペクト、自ら立案作戦を成功させるシーン、ミッション達成後のルースターとの共闘など今でも忘れられないシーンがたくさんあります。
トム・クルーズと吉永小百合は、何故 歳をとらないのだろう?
『すずめの戸締まり』
かなり特殊な世界観なのに、コミカルな仕掛けとテンポの良さでグイグイ物語の中に引き込まれていきます。
映像美と効果音含め音楽の素晴らしさは圧巻の仕上がりでそれだけでも見る価値があると思う。
しかも堂々と正統的な少年と少女の冒険譚であることに注目するべきだと思う。決して、サブカルチャーを志向していない。
だからこそ、とくにアニメに興味のない観客にまで届くのだと思う。
作品を見て、スマホって凄いなって思いました。
スマホが無ければ、この物語は成立しないから。
『シャドウ・イン・クラウド』
クロエ・グレース・モレッツの魅力満載の映画です。
前半40分ぐらい銃座の中でのクロエの一人芝居です。
ワンシチュエーションで撮影されています。
観客は、主人公が見ている風景しか見ることが出来ません。主人公の知っている情報しか知ることが出来ません。観客は、主人公と同じ状況を体験することになります。
この素晴らしい演出に、クロエは魅力的な演技力で答えます。表情豊かで、目力からがあります。目の表情や視線が心に刺さります。
強いのだけど、弱さも持ち合わせている。詐欺的な面もあり、完璧ではない魅力的なアクションヒーローをクロエは演じてくれています。
クロエ・グレース・モレッツの大ファンになり何本か主演映画を見ました。キック・アス/ジャスティス・フォーエバーはめちゃくちゃ面白かったです。
(text by NARDAM)
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