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本日の「読了」──身内の身贔屓ではございません

堤隆『冒険考古学 失われた世界への時間旅行』(新泉社 2019)
小池昌代『くたかけ』(鳥影社 2023)
岩田仁『はじめて学ぶ LGBT 基礎からトレンドまで』(ナツメ社 2019)


1冊目はどうやら「13歳からの考古学」というシリーズのひとつらしい(面倒くさいので調べていない)。スマホのアプリを使ったタイムスリップで過去(石器時代、縄文時代等々)に飛んで“暮らしてきた”主人公が現代に戻り、リアルな考古学の発掘に参加するなかで、過去で体験した物語の続きを知る。ひょんな縁で読んだ一冊だったが、大昔13歳のおっさんにも楽しむことができました。

2冊目は、詩人として、小説家として数々の賞を手にされている母方のいとこさんの作品。ずいぶん前に作品集を手にしたこともあるのだが、作品の中に流れる空気感が苦手で、おっさんは、まともに読んだことがこれまでなかった(ごめんなさい)。いまはどうか不明だが、我が家の子らの小学校教科書にも作品が取り上げられていたそうな。
 で、この作品。怖い。すくなくともおっさんにはとんでもなく怖い。読まなきゃよかったと思うくらい。
 作者の人物のみならず環境もふくめた面影に、子供時分をのぞけば、いまや、弔事にしか音信のない関係とはいえ、ほかの親戚に比べれば知っている景色が見え隠れする──という、親戚ならではの楽しみは別として、怖い。
 覚悟して読んでください。怖いけれど、損はさせない。
 ちなみに「くたかけ」とはニワトリのことだそうです。

3冊目。これあはまぁ、昨今話題の事柄に関する情報収集の一環。3年前のデータなので、現時とは必ずしも合致しないが、わかりやすい。日本におけるこの問題でおっさんが関心を持っているのは、「自認」の問題。
 先行する欧米諸国でも「自認」のかたによるトラブル(トランス女性が女子更衣室を使うとか、女子スポーツに参加する等)があるのだから、そうしたいざこざが起こらないような法律の立て付けにすれば良いと思うのだが……。
 それとLGBTに関してひとりごとをもう一つ。高齢者介護の現場での取り扱いはどうなっているのだろう。

[2023.04.10. ぶんろく]

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