せっかくの土曜日に、引きこもりをしていたので、空の写真を撮り忘れた。
2日目だというのに、本当に仕方のない人だ。

なのでいつかのフィルムカメラの写真を引っ張り出してきた。
このときはハーフのカメラにはまっていたので、とにかく目に見えたものを偶数枚撮っていた。撮っていたはずなのに、なぜか現像してみると一コマずつずれていたりして、思ったようなペアになっていなかった。
それはそれで今思えばおもしろい写真ばかりだけれど、そのときのわたしはかなり落ち込んだ。雪山の風景とペアになったのは、渋谷スクランブル交差点・友人の後ろ姿。そのあと、彼女がこちらを振り向いて、微笑んでいるところも撮ったはずだった。こんなはずじゃなかった。

これは、そんなちぐはぐペア祭りの中でも珍しくちゃんとペアになっていた写真のひとつなので、ちゃんとフォルダに保存してあった。

話は急に変わるけれど、フィルムを通してみる空の色がすきだ。
かなり色の褪せたジーンズみたいに、くたくたの青。
だけど、ノスタルジックできれいな色だと思う。

やりたいことはたくさんあるけれど、毎日一歩も進めていない気がする。
それでも今日は日記を更新できたから良かった。ほっと一息。一歩前進。

2020.10.3