論文査読が通った話。

今年2月から書き始めていた日本文学系の投稿論文に関し、再査読を経て、ついに掲載許可を頂くことができました。正直あの絶不調だった時期に書き上げられただけ奇跡だった上、果たして修士2年次の若輩者を受け入れてくださるかも不安だったのに、まさかまさかと未だに信じられないのですが、大変光栄ですし嬉しいです。博士後期・アカデミズムに進むことを先延ばしにした現在にあっても、何かしら小さくとも業績があった状態で教員になった方が、研究継続しやすそうですし、損はしないかなと思います(誇りになりますし笑)

夏目漱石先生の『永日小品』について、明治期30年代に日本で受容されていた可能性が高いヴィルヘルム・ヴントの心理学を主軸に据え、分析を試みるという、純粋な「文学研究」とはやや異質でニッチ(?)なものに仕上がりました。レポジトリに掲載されたら、こちらにも情報をお載せしようと思っております。

卒論の延長線上にある研究成果ですので、実質3年ほどの期間を要したことになります。解放感に包まれると共に、次に書く際にはもう少しサイクルとペースをスムーズに回しつつ、進めてゆきたいなというところです。

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