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マッチングアプリで会った人に結婚についての価値観を聞く①

事の始まりは前の記事を参照してね。

わたしは結婚志願者ではありません。本当に結婚願望がわからないのです。付き合うとか同棲するとかはわかります。あと、子どもが欲しいから結婚する、もわかります。制度的にそれが有利でしょうから。
でも好きな人と一緒にいるだけなら付き合っていればいいし、いや、そもそも付き合うもよくわからないんだけど、うーん、同棲すれば生活費は少し抑えられるかも?でもそれ以上はよくわからないです。そもそも一人の時間が大事すぎて、会いたい人はいても四六時中一緒にいたい人はいないって感じなのです。
法的に家族という保証が欲しいのも、正直よくわかりません。いや、入院したときに手術の付添人を家族から出してくれって言われたときちょっと困ったので、こういうときに配偶者がいればいいのか〜とは思いました。
家族という概念に良いイメージがありません。離れたくても法的に拘束されている面倒くさい関係…というイメージが強いのです。良いパートナーを見つけて家族になれば、今の家族とは合法的に疎遠になれる…!?とか考えましたが、そのために他人の人生を犠牲にするのはあまりに身勝手です。拘束される面倒くさい関係に他人を巻き込むのは可哀想です。

とにかく、自分の人生に他人を巻き込みたくない、その責任を負う自信がないため、わたしは結婚ができません。

と、いうわけで!結婚志願者の多いマッチングアプリで色んな人と会い、どうして結婚したいのか?そもそも結婚とは?付き合うとは?みたいな重い話をガシガシぶつけていく〜!という企画を勝手にやっています。
前回はとにかく奢りたがりの商社マンの話までしましたね。この人はわたしと同様に結婚願望がないマンだったので、インタビューには至らず、ただただ高級でバカうまい料理を奢ってもらう会となりました。

その後会ってきた人との話を記しておきます。
※前回の記事に書いた「奢りたがり商社マン」をカルテナンバー1とします


カルテナンバー2
マジで誰でも知ってる会社で研究職やってて音楽の趣味が若干拗れてる(わたしとは比較的一致している)バツイチ子持ちマン(旧帝理系院卒)

この人はプロフィールとメッセージのやり取りの時点で正直かなりタイプではあったので、こんなネタに使うのも申し訳ないな〜と思いつつも、初めて会ったときから会話が弾んだのでドシドシ突っ込んだ話を聞きまくりました。なんせバツイチ子持ちです。わたしなんかより人生経験アホ豊富でしょう。
バツイチ子持ちマンの話を聞く限り「うわぁ…何で結婚したんや…」って感じの妻さんで、耐えきれずに「何で結婚したんですか」ってド直球に聞いちゃったのですが、それに対して向こうも「うーーーん………」と答えに迷っていたのが印象的でした。結局はおよそ10年前に地方から東京への転勤が決まって、当時付き合っていた彼女と別れるor結婚して連れて行くという2択になったときに後者を選んだということでした。そうするもの、と思っていたらしいです。10年前ならそういう価値観だったのかなぁと思わないでもないです。
子どもは2人もいて、聞いたところなかなか自我のある年齢でした。妻さんは専業主婦で外との関わりは一切なく、子どもと自分だけの世界+外で金稼いでくる夫、みたいな感覚でいらっしゃったらしく、夫さんとしては疎外感が非常に強かったとのことです。妻さんの趣味に寄り添おうとしても「あっち行って」と言われ、自分の趣味の音楽は否定される……まさに、え?なんで結婚したの???です。
もちろん妻さん側からの見え方は違うとは思いますが、そこまで歩み寄れないパートナーと家庭を運営していくのは厳しいなあと思ってしまいました。
30代後半バツイチ子持ちマンさんの離婚前のスペックだけ言えば、超有名企業勤務で年収1000-1500万円、妻さんと2人の子どもがいて、都内に持ち家、車もある、それだけ聞いたら順風満帆人生ステップ爆速駆け上がりじゃん!と思ってしまいますが、まあ、人には人の地獄があるのだなあと今回話を聞いて思いました。
ちなみにまだ離婚のゴタゴタが片付いてないらしく、今は持ち家(売却の手続き進行中)に一人で住んでいて余計に虚しさがヤバいとのことでした。さすがのわたしも同情を禁じ得ませんでした。
ものすんごくしっかりした人だったので、わたしのポンコツ具合(休職していることやそれに伴う今現在の経済状況)を知ると「補完し合える関係の人がいてもいいんじゃないですか?」とやんわり売り込みをされ、たしかにそれはそうだなあとも思いつつ、わたしの補完を他人に課すのってどうなんだろうって考えると今度は「うーーーん………」とわたしが唸る番になってしまいました。
ちなみにランチの名目でわたしの好きなカフェ〜に行った後、喫茶店にも入って合計5時間くらいはおしゃべりしていました。ありがたいことに全部奢ってくれました🙏本当に感謝。

エッグスンシングスを一緒に食べてくれた

とにかくとても良い人だったし(陽の者感は否めないけど)見た目もタイプだったし話していて楽しかったしもっと面白い話が聞けそうだったのでまたごはん行く約束をしました。続報に期待です。




カルテナンバー3
エルレ復活ZOZOマリンで同じ会場にいたらしいシャツパツパツ30歳SEマン(理系大学院卒)

ゴジラの映画を観に行こうということで会うことが決まりました。ガタイが良くてたくさん食べてくれる感じの好青年でした。会社から直で来たと言っていましたが、会社用リュックにラババンなどのバンドグッズがたくさん付いててライブキッズ感あって良かったです(うるさいバンドしか聴かないんスよねって言ってました)。
映画がレイトショーだったので、少し早めに集合しすしざんまいに行きました。シャツパツパツマンはすしざんまいが初めてだったらしく、ホスピタリティの高さとネタの美味しさに終始感激しっぱなしで、わたしもウンウンウメエウメエ言いながら食べたので全く深い話はできませんでした。とにかく2人ですしざんまいを褒めちぎりながら寿司を美味しく食べました。飄々としてる感じだったのに、寿司を目の前にした途端おめめキラキラになっていたので、きっと良い奴なんだろうなって思いました。

すしざんまいで食べたセット

映画館ではポップコーンLサイズ(2色入りのやつ)とドリンク2つのセットを頼みました。シャツパツパツマンもコーラを選んでいたのでやっぱり良い奴だなと確信を得ました。
ゴジラの上映中もポップコーンを譲り合いながら貪り食い、良いタイミングで塩もキャラメルも食べ終わることができたので、やっぱり食事の相性は最高だなと思いました。が、終演後ソッコー電車に乗らないと帰れなくなる感じの時間だったので、ゆっくり話すタイミングはミリもなくバタバタと終わりました。ちなみに完全に割り勘でした。後腐れナシでこれもまたヨシです。
結婚の話どころか趣味の話もせず、楽しく寿司食って映画観ただけで、マジの収穫ゼロでウケました。もしまたお誘いいただけたら、そのときは詳しい話も聞きたいと思います。



カルテナンバー4
まともな顔写真載せてなくて大丈夫か?と思いきや会ってみたらまあまあのイケメンでウケたオタク28歳SEマン

なんか軽いノリで誘われたので軽いノリで承諾してしまった会です。3個とはいえ年下マジで怖い。しかもプロフィール写真のトップがただの夜景写真、自分の顔写真はマスクしてるし、他も街並みの写真とかで、クソどうしようもない奴来たらどうしようって普通に当日ギリギリまで後悔してました。まあメッセージの感じだと趣味の話さえ無心にやっていれば食事1回分は乗り切れそうだったので、その話題ストックだけ頭に入れて行きました。
とか言いつつ、わたしが電車に乗り遅れたせいで5分くらい待たせてしまい早速土下座ものです。しかも渋谷だったので人多スンギで指定された集合場所までアワアワしながら辿り着きました。しかもしかも集合場所に立ってる男性が複数人いて、わたしは相手の顔もよくわかってないので「ふぁ〜〜〜」って感じで立ち尽くしていたら向こうからわたしを見つけて声かけてくれました。……甘いマスクのイケメンでした。イケメンなら普通に顔出してマチアプやれよ!とブチ切れそうになりました。
ごはんはシュラスコです。わたしがタンパク質摂りたいと言ったらシュラスコを予約してくれました。シュラスコ大好きなのでこの時点で好感度は高まっておりました。
しかしまあ相手がイケメンとなると若干ペースが乱されます。サラダバーなんかがあるお店だとただでさえADHDムーブが酷いのに、イケメンを連れているとなると完全に挙動不審になるのです。
シュラスコパートになり続々と肉が運ばれてくるようになると、流石に慣れてきて最近見た映画とか映画とか映画の話で盛り上がりました。しかし肉は無限に運ばれてくる、オタク語りしたいこともたくさんある、もう口が忙しくてめちゃくちゃでした。
シュラスコ屋さんなので(?)途中からお店にサンバダンサーが乱入してきて(?)客全員を巻き込んだパリピイベントが発生しました(???)。なんか上手く説明できないのですが、全員で輪になって踊りました。いや普通に楽しかったけど、マジで何??????
そんなこんなでシュラスコ屋さんでは肉に必死+サンバトラップにより十分に食べることも喋ることもできず、2件目を探しがてら散歩するか〜という流れになりました。ここの会計はイケメンが持ってくれて、「次回はお願いします✨」と言われました。こうやって次回に繋ぐのか〜!という学びを得ました。
渋谷を散歩していたらわたしが自動的に行き着く場所があります。そうです渋谷道頓堀劇場です。あ、ハイ、ストリップです。「渋谷来ると大体いつもストリップ見てて、多分この時間からだと最終回観れるんだけど、行く?」と聞いたら「行く!」とニコニコ笑顔で返してくれたので、劇場に案内しました。道劇はカップル料金とか最終回割引とかないので若干申し訳なかったのですが、イケメンは「え!5000円でいいんだ!?」とノリノリで定価を支払い入場していきました。わたしは普通に女性料金3000円で入りました。
スマホはカバンにしまっておくんだよ〜とアドバイスしながら劇場に入ると、ちょうど前の回のトリをやった踊り子さんの写真タイムでした。それを見ながらタトゥーがえっちだの乳首がピンクだので盛り上がりました。
その後最終回が始まると、踊り子さんごとにめちゃくちゃ感想を言い合いました。イケメンは女の筋肉フェチらしく、「腹直筋が透けててめちゃくちゃ良い」とか「スレンダーなのにアバラが浮かないのは腹斜筋が発達してるからだろうか」などと言っていました。また、平成のオタクが喜ぶ感じの曲が流れたときは一緒にCLAMP談義で盛り上がりました。イケメンは初めてのストリップをとても楽しんでくれました。わたしにとってもあまり馴染みのない香盤だったのですが(ロック座以外はあまり詳しくない)、個性豊かな踊り子さんばかりで非常に楽しめました。
道劇は5人香盤ですが、まあ5人でも連続で見ると疲れてきます。4人目が終わった時点で、疲労で目がしぱしぱしてきました。もちろんめちゃくちゃ楽しんではいたのですがね。イケメンもあくびをしていました。
そして迎えたトリ。これまでの踊り子さんとは打って変わって、なんとまあ過激なドスケベ演目。ワァーオでワァーオなワァーオがワァーオでした。もう、大切な部分が、道劇のライトに照らされて、ぬらぬらと光っているのです。わたしもウヒョーーーーーーとなっていたのですが、イケメンはきっと、、、そう、、、ムラムラしてしまったんでしょうね。帰り道に「あれ見せられたあとに僕このまま一人で帰んなきゃいけないの!?ねえ!?」と駄々捏ねていました。やる気はさらさらないので丁重にお断りしましたが、イケメンは諦めがつかなかったようでわたしの手をずっとニギニギしていました。ストリップでムラムラすることってあるんだなあと、ちょっと男性目線の面白みを感じた瞬間でもありました。JRの改札を通るまで駄々捏ねていましたが、また今度ね〜〜〜と笑顔でお見送りをしてこの日は終了です。
わたしが奢る番が残っているのできっと次もあるとは思うのですが、やる方向に流れてしまったら恋愛観結婚観インタビューどころじゃなくなるので、何とか年下イケメンをいなしながらやっていきたいと思います。


焼豚女のマッチングに、引き続き乞うご期待!!

つづく


乾燥のせいか唇がポロポロ脱皮しがちなのでこいつで無理やり脱皮させながら生きています。肌に良いかは知らんけど、ガビガビの唇は嫌じゃ〜〜〜


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