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⋆⸜時事直言⸝‍⋆ アメリカ経済(市場)の見通しに、やがてFRBの金融政策は無用になる(No.1652/ 2024年1月31日)

⋆⸜ 時事直言⸝‍⋆
アメリカ経済(市場)の見通しに、やがてFRBの金融政策は無用になる

下記は今朝「増田塾」の皆様にお話しした一部です。
2022年3月からの歴史的高利上(5.25‐5.50%)が続く中、何故アメリカ経済の好況が衰えないのかについて「増田俊男のタライ論」で解説しました。
タライは市場、タライの中の水は通貨の流通量、タライの水の中で泳ぐ魚は経済で、魚の餌は財政支出です。
FRBの利上げは、タライの中の水を重くして魚を泳ぎ難くし、FRBの資産減らし(2022年から1.3兆ドル=米国債売却)はタライの水を減らすことです。

2020年の新型コロナ以来、アメリカの財政支出は増大を続け、ウクライナ戦争(2022年2月24日)とイスラエル・ハマス戦争(2023年10月7日)、そして先行き不安(朝鮮戦争再開、台湾海峡有事など)でアメリカの軍事費は増大し続けています。
タライの中の魚は、水が重くなっても、水の量が減っても元気いっぱいです。元気いっぱいの源は「餌」である米政府の財政支出(軍事費と言う名の公共投資)が増大し続けているからです。
魚は、少々水が減っても、水が重くなっても餌が増え続けるので元気は衰えません。これが今日のアメリカ経済です。

歴史的に高い水準の利上げ環境にもかかわらずアメリカ経済が好況なのは増大する財政出動のおかげなのです。
こんなに公共投資が続くおかげで好況なのに利下げをしたら景気は過熱化し、やっと下がっているインフレが再燃することになります。
FRBは連続利上げでアメリカ経済は失速し、リセッションに落ち込むかも知れないという不安から、適当な時期に利下げをする必要があると考えたのです。FRBが連続利上げと引締め政策でアメリカ経済が失速すると思っていたにもかかわらず、リセッションどころか好況が続いているのはパウエル議長等FRB理事たちの誤算であり、読み違いです。
年内に3回利下げをすると言った手前、利上げをしなくてはならないのですが「適切な時に、、」と言いながら、利上げの時期を延ばし続けざるを得なくなっています。
FRBの3月利下げ期待でニューヨーク株価は史上最高値になっていますが、3月から4月、6月、7月、9月と利下げが先送りになるとニューヨーク株価は下げ止まらなくなるでしょう。

私は「増田塾」の投資家の皆様へ、ニューヨーク株価は利下げ期待外れで何時まで下げ、増大する軍事予算と地域戦争が世界戦争へと流されて行くのを見ながら、いつから史上最高値に向かうのかを、毎日アメリカと世界情勢を見ながらアドバイスをし続けることにしています。

増田塾で毎日株式市場が始まる前の「株式指南」で目先と長期の戦略をお話しすると同時に毎日の「国際情勢」で地域戦争が世界戦争へ誘導されて行くプロセスを解説します。
ニッケイ平均については、ニッケイ先物3月SQまでとSQ後に株価がどうなるか、私だけが知っているニューヨーク市場を動かしている見えざる要因の浮き沈みを見ながら無駄のない売り買いのアドバイスをします。
ウクライナ戦争とイスラエル・ガザ戦争で罪もない子供や老人が死に追いやられている悲劇を尻目にニューヨーク市場主導で日本の株価も上がっています。
スクラップ・アンド・ビルド(Scrap and Build:破壊無くして成長なし)を原理とする資本主義市場では「人間の悲劇は買い」なのです。私は毎日「増田塾」でお金儲けのアドバイスをしながら、ガザのパレスチナ人やウクライナの人々の悲劇を思うと胸が痛みます。
でも「増田塾」の儲けが間接的にウクライナ支援の一部になっているのだと思い、アドバイスを続けることにしています。
それでも毎日変わる株価動向と世界情勢を知り、一足先にお金儲けをしたい方は「増田塾」に入会し増田一家になってください。


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