30歳の誕生日当日。

私は今日も語学学校へバスに乗って向かう。

イタリア人の美女シルビアが、教室に入るなり
「お誕生日おめでとう！！私は一緒にお祝いしたい。どこかディナーいかない？」と言ってくれた。

お互いだいぶ英語レベルが上がったので、意思疎通ができた。あとはジャパニーズイングリッシュ鈍りとイタリアンイングリッシュ鈍りをお互いが理解し合えばなんとか話しが通じる。

私は、「キングスマンの撮影で使われたパブに行きたい！」と言ったら、シルビアは快くOKしてくれた。

授業後、一緒に宿題をやってさっそくTHE Black Prince Pubへ電車とバスを乗り継いで向かった。
学校のWimbledonからは結構遠い。

その日は12時からオープンしてるし、私は基本的に夜ご飯を食べないこともあって遅いお昼ご飯兼ディナーってことで夕方5時くらいに到着。

おおおお！キングスマン ！！
コリン・ファースがここで不良少年を半殺しにするあの大好きなシーン！！うをおおお！ロンドン！

と大興奮。
シルビアはキングスマン を知らないし、観たこともない。ごめんよ、シルビア。

いざお店に入ったら、ガラガラ。笑
入りづらさマックスだったけど、もう立ち入ってしまったので帰るのも、恥ずかしい。

中は、あの場所だった！コリン・ファースがボコボコに不良少年を半殺しにする！あの場所！！ここだよ〜来れたよ〜！と感激。

オーナーの方が「Hi ladies, how are you doing?」
と声をかけてくれたので、
キングスマンのファンであることを伝えたら快く迎えてくれた。

カウンター内にはマシューボーン監督のサイン入りキングスマンポスターが飾られていた。

「ここで乱闘シーンが撮影されたよ。奥は配置がもう違うけど。そこにコリンは座ってたよ。」などなど。

私はその席に座って、フィッシュ&チップスを頼んだ。

巨大なフィッシュ&チップス。fullサイズ、halfサイズあるよと言われてhalfにしたけどめちゃくちゃデカかった。fullはどうなるんやろ。

でも美味しすぎてペロリでした。ほんとに美味しかった！！フィッシュ&チップス、すごい好きなんですよ。これにドバドバとモルトビネガーをかけて、べちゃべちゃにして食べるのがたまらん。笑
この食べ方はイギリス人の友達に教えてもらったやりかた。

シルビアはこれにチップス(ポテト)追加してた。

私たちが店を出る7時頃、お客さんがたくさんきて店内が賑わいだした。

私はこの後、小さなホールで行われるオペラを観に行こうと思ってた。
シルビアは、セントラルでお買い物がしたいとのことで、ここでお別れ。

付き合ってくれた彼女に感謝です。

つづく

ここがキングスマンだ！THE Black Prince Pub！

KINGSMANを観たことある人なら、絶対にこのシーンはお気に入りに違いない！伝説のシーン！

pub付近は地下鉄や鉄道が通ってないのでロンドンらしい赤いダブルデッカーバスで向かうのがオススメ。

開店時間がコロコロ変わるので、そちらは要注意です。
この超クールなシーンはここで生まれた！

カーペットや壁紙が張り替えられてて、アレ？ってなるけど、PUBのあるあるなので仕方ない。
あと、結構配置が変わってたり、あのスペースはCGだったのか。というような店の構図で、マシュー・ボーン監督すげぇええ、スタッフさんすげぇぇぇえとなりました。

ハリー演じるコリン・ファースは187cmの高身長なんですが、彼がドアの鍵を閉めるシーンがあるんですよ。クールに何気なく閉めてるから映画だと違和感ないんだけど、鍵の位置が一般人からすると結構高くて、コリン・ファースの脚の長さや高身長感がすごく伝わる高さがお分かりいただけます。マニアにはたまらないポイントです。

公式のKADOKAWA映画さんがそのシーンをYOUTUBEにアップしてるのでKINGSMANをまだ知らない方も知っている方も是非見てください！めちゃくちゃクールです。※やや血やグロなシーンも入りますが、レベル的には北野武監督のアウトレイジが観れたら大丈夫だと思います。

KINGSMANに出てくるガジェット(武器)がユーモアたっぷりで注目していただきたいです。めっちゃくちゃ乱闘するのにスーツをビシッとキメているところなど古き良き時代のジェームズ・ボンド像を彷彿としてほんとたまらんです。あと、細かい動きが上品かつ紳士的。バリバリのブリティッシュ英語(不良少年たちのコックニー鈍りはロック好きには痺れると思います。)や敵対するキャラはアメリカ英語など、いろいろなアクセントの勉強素材にもなると思います＾＾！とにかく観て！

１・２・３作あるけどつべこべ言わず１を観て！！！！！