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雑談:昔っぽいレコードジャケットのデザインにしたいならフォントも昔のを選んでほしいの会・会長よりご挨拶

ワタクシ、「昔っぽいレコードジャケットのデザインにしたいならフォントも昔のを選んでほしいの会」の会長でございます。昨今、CDが廃れ、レコードが復権しているとの話を、耳にしております。その中で、あえてレコード全盛期のように、昔っぽく、デザインを懐かしい感じに仕上げてる方が、いらっしゃるようです。

そうした中でですね、たしかにレトロな印象でありつつ、どこか現在を感じさせる要素が残ってる場合がございます。その違和感はおそらく意識的に出しているのだと理解はしているのですが、どうしてもワタクシ、そこも昔らしくして完璧に昔のジャケットのようにしてほしいと、思ってしまうわけでして、今日はそこをですね、ハイ、ご紹介していきたいと考えております。

ワタクシが考えるに、その違和感の正体は書体でございます。皆様はフォントという名称のほうが親しみがあるかもしれません。パソコン、はい、パーソナル・コンピュータをですね、使っている方なら、フォントという言葉を聞いたことがあると思いますので、ここでは用語をフォントに統一いたします。今日初めて聞いたという方は、印刷用の文字と思っていただければ。

そのー、フォントをですね、その時代に存在しないフォントを使ってる方がいらっしゃいまして、そこに違和感があるわけです。1960年代風味に仕上げているのに1970年代後半に新発売されたフォントを使っているですとか、1980年代風味に仕上げているのに2010年代に発売されたフォントを使っているですとか、そうしたケースがあるんですね。もちろん今ではどうしても手に入らないフォントもございますから、無理強いするつもりはないのですが、こう、あくまでフォント好きとしてはですね、違和感がありますよと、何かの機会に思い出していただけたらこれ幸いと考えております。

くり返しますが、別に完璧に昔らしくしたいわけではなくて、あくまで今の時代にちょっとレトロなデザインにしましたよという意図があるのは承知しております。その「今の時代」感がどこにあるのかをデザイン上で考える際に、おそらくフォントに大きくその時代感が出るのだと、今という時代を考えるものだと思っていただければと思います。

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2001年以降に雑誌等に書いた記事を全部ここで読めるようにする予定の定額マガジン(インタビューは相手の許可が必要なので後回し)。あとnoteの有料記事はここに登録すれば単体で買わなくても全部読めます(※登録月以降のことです!登録前のは読めない)。『教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書』も全部ある。

2001年以降に雑誌等に書いた記事を全部ここで読めるようにする予定です(インタビューは相手の許可が必要なので後回し)。テキストを発掘次第追…

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