hobo

行きたいところがあるから歩くのか 見たい景色があるから歩くのか 歩きたいから歩くんだ

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行きたいところがあるから歩くのか 見たい景色があるから歩くのか 歩きたいから歩くんだ

最近の記事

紅葉

あまり人が多いところは苦手だ。でもここの紅葉はとても綺麗なので毎年見てみたい。いつもは平日の人が少ない日に伺うのだが今年はどういうことか日曜日に・・・ 駐車場は満車、道路は渋滞、歩道は人混み・・・覚悟して向かった。この日は日程的にも一番の混雑が予想される・・・ 結果、ほぼ誰もいない。すれ違ったのはに三人程度。答えは雨。それも傘もいらないぐらいの少雨。これには驚いた、こんなもんなんだと。 たぶん人が集まるから混むんじゃなくて、混んでるところにしか人は集まらないだろう。そん

    • 穴倉暮らし

      某冬。福井県荒島岳に山行。今回は途中一泊して翌朝早くに頂上に立つ予定だ。初日は余裕をもって出発したため幕営地にも早くに到着、さっそくテント設営に取り掛かった。時間に余裕があるため、テントを建てた後、ベンチ・テーブル等も雪を固めて制作。なかなかの完成度に満足。あたりを見回しても他にテント泊される様子はないので、テント場は使い放題。さあ後、何を作ろうかと思案していると・・・遠くの方から何やら音が聞こえる。なにか雪の中に投げ続けるような音が。音は稜線から少し下った方から聞こえている

      • 凍結

        某冬季、何度目かの天狗岳。今年も渋温泉より入山。時間の関係で今日は、黒百合ヒュッテまでの行程になる。無事到着すると小屋番さんより「明日は寒くなりますよ。今年一番になるかも。」と教えていただいた。 翌朝。準備を整え小屋前に出ると入口外に下げてある温度計が今にもマイナス30度にとどきそうになっている。しかし多少の風はあるものの空は快晴、良い登山日和と言えそうだ。樹林帯を抜け天狗岳が見渡せることには、風もやみ、今までで一番の景色を見せていただいた。頂上でも数人の方々と最高の日より

        • +7

          仁淀川ツーリング

          安全祈願

          七月初め。友人夫婦が今年こそはカヌーとかSUPとかやってみたいと言い出した。当然最初から川下りは大変なのでとりあえず練習のために琵琶湖に向かうことに。いろいろと試したほうが楽しいと思うので、ファルトボート・ダッキー・SUPと盛りだくさんに準備した。 現地に到着するとラッキーなことに私たち以外には人はいない。この場所はもう少し立つと人気の遊泳場になるので、人込みを心配していたのだが、いい感じだ。しかもこの日の風は南から北に吹いている。この調子だとしばらくの間は、沖に向かって流

          安全祈願

          情熱

          二日かけて到着した「雲ノ平」。行きたくて行きたくてどうしょうもなかった所。が、到着寸前より相棒に高山病の気配が。。。もともと強くはないのだが、今回はちょっと様子が違うらしい。時間的にも場所的にもどうしようもないので到着後は朝までテントの中で休むしかない。一時は、「レスキュー要請」もよぎったのだが、何とかこらえて朝を迎えた。 まだ先の行程予定はあったのだが、もちろん変更して動けるうちに下山行動をとることに、今日中に何とか「双六小屋」まで戻れば標高はともかく、翌日は下山出来ると

          つわもの

          通称、下の廊下。 黒部ダム直下より黒部川沿いの登山道。そのあとに続く水平歩道をあわせて欅平駅まで歩いてきた。 関西電力管理の道を含むため毎年約ひと月程度の期間のみ解放となり、(開かない年もあり)この期間に多くの人が入山すると聞いた。 毎年のように、滑落者が出るような厳しい道なので準備も周到にしなければならない。当然一日での踏破は難しいので中間地点にある阿曽原温泉に泊まらせていただくことになる。温泉地での宿泊といえば聞こえはいいのだが、プレハブ小屋もしくはテント泊のどちら

          つわもの

          プロフェッショナル

          何度目かの屋久島。今回は西側からの入山ルートを選択。花山歩道から宮之浦岳を目指し、その後縦走の計画。 前日に花山歩道入口までのタクシーを予約しようと電話を入れると、現在は林道の状況が悪くて大川林道入り口までしか行けないという。しかたがないので、早朝の時間に迎えに来ていただけるようお願いした。これで二時間半の林道歩きが追加された。 屋久島を歩きたくてここまで来たが、内心林道歩きはいただけない。がしようがない。 そして翌日朝。指定の時間少し前にタクシーが到着。優しそうな運転

          プロフェッショナル

          旅はやっぱり道づれ

          友人と三人での仁淀川川下り。パックラフトとSUPを交えての二~三日。 出発地点を探しながら車を走らせ、水量・技量を考え結局たどり着いたのは、以前にも来たことのある河原。 出発地点は決まったが、今回は車一台での川行なのでここまで戻る方法を思案しなければならない。「徒歩」「ヒッチハイク」「タクシー」、地図を見ながらゴール地点と回送方法に頭を悩ませていると。たった一つ張ってあったテントの中から男性が出てきた。簡単な挨拶を交わすと男性が、「川下りですか?」と聞いてきた。事情を話す

          旅はやっぱり道づれ

          登山人口

          2月の天狗岳(長野)へ。 快晴にも恵まれ無事に登頂。雪山シーズンといえども平日ということもありすれ違う人はまばらだ。頂上では2・3人の人たちとご一緒させていただいたが皆さんはこのままの下山という。私たちは明日の行程もあるので、今日は黒百合ヒュッテにてお世話になる。 小屋前まで戻ってみても、テントは無し。小屋泊の手続きをして話を聞くと本日の宿泊者数は4名のみとの事。人数も人数なので夕食は一つこたつをかこんでの晩餐となった。 楽しい団欒の後明日の出発を確認しあうと、みんなバ

          登山人口

          釧路川の土壁にやられ「沈」。舟の回収に時間を取られて今日はここまで。摩周大橋の下で濡れてしまった機材を少しでも乾かそうと人目もはばからずのありさまに。対岸からは狐の冷たい視線。橋の上からは視線を外そうとする視線。数時間後、頭上の声に顔を上げるとそこには小学生の女の子。 「こんにちわ!カヌーですか。頑張ってください!」 「ありがとう」体より先に心が復活した。 北海道は広い。人の心が広い。

          二頭

          低山縦走のため、早朝に村近くの林道を歩いていた。まだ朝が早いためすれ違う人もない。村から山中に向かう上り坂に差し掛かると、前方に人影が。 杖を片手に歩くおじいさんのように見えるのだが、それがすごい速さだ。 すれ違いざまに立ち止まり満面の笑みで。「二頭かかった。一人じゃどうもこうもいかん!友達呼んでくる!こんなん初めてや!」。言うのが終わると、またランナーのような勢いで去って行った。 年をとってもあんなに楽しい気持ちになれる生き様は素晴らしいと思う。 今日もいい日だ。

          ヒメネズミ

          屋久島。土砂降りの中、予定より二時間遅れで山小屋についた。 小屋内は先行者は少ないものの床までびしょ濡れの状態。遅めの夕食を終え寝袋にもぐりこんだ。と、ここから新たな戦いが・・・ ウトウトしだしてすぐ、何やらスタッフバッグから音がする。明かりをつけて確認すると、食料袋のあたりで動くものが。何度かの確認でそれが「ヒメネズミ」の仕業であることが分かった。仕方がないのでびしょ濡れのバックパックにつっこみ再び眠りにつく。 甘かった。今度はバックパックの中に入ろうとゴソゴソと音が

          ヒメネズミ

          それもありだよな

          3月後半。そろそろ暖かいところを登りたくて「くじゅう」へ。テント装備で登ってみたが、まさかの「雪」。それでもせっかくなのでテント場まで来てみると、その先にはとても温かそうな湯けむりが・・・ 予定は変更。「今晩一晩、お願いします。」宿泊者はほかに、某大学のワンゲル部が数名。話を聞くと昨日から停滞していて「雪だるま」作りましたとのこと。明日から周回ルートで登る計画があるだそうだ。「じゃあ、同じだな。」と軽く話をかわす。 翌朝、出発準備をしているところにワンゲル部が登場。「そろ

          それもありだよな

          花束

          仲間と川遊びへ、パックラフト・ボディボード・SUP。いろいろ持ち込んでの「瀬遊び」。調子に乗ってSUPで瀬に突入。最初は良かったのだが、途中瀬の中でパドルが折れ後ろ向きに轟沈・・・。何度か川底まで引き込まれやっとの思いで崖下にたどり着き、やっとの思いで崖のぼり。最後の一手が崖上にとどいたとき何かが手に触れる。覗き込むとそこには「花束」が・・・。 あ・・・聞いてはいたが、こう言うことか、やっちゃったのか俺・・・ 後から友人曰く。直前に知らない人が二人やってきて「花束」そなえ

          ヒッチハイク

          琵琶湖、竹生島からの帰り。 向かい風と引き潮にやられて、どうにも戻れそうになくなり、結局一番近くの対岸へ。地図を見るとここからキャンプ地においてある車までは約10km。 取り合えず車道まで這いあがり、やっぱりこれしかないと・・ヒッチハイク。仲のよさそうなご家族に乗せてもらい無事に車を回送。 車中では、「どうしたの?」「なにがあったの?」 そりゃそうか。全身びしょ濡れの上にライフジャケット姿の男が車を止めたんだから。 驚かせてすみません。ありがとうございました。

          ヒッチハイク