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新卒として社会人になることの重み

  私は、日本大学理工学部精密機械工学科を卒業して、大手電機メーカー
 のトップ2の大手SIerに就職しました。今から25年前。
  そこから現在に至るまでの話です。

  社員として、働くことは、バイト、パートのそれとは重みが違い、
 まずそのことを覚えていくのも、1つだと思います。社員で無いと
 部署の中で最後に出ることは基本出来ません。協力会社の方に
 仕事をしている中では、1年目であっても、最後に出るのが責任です。

  社員であるということは、企業の文化を受け入れることです。
 私はそれは宗教みたいなものと思っています。そういう意味で、
 最初の会社で3年以上働けば、それが1つのモノサシになってしまいます。
  転職した先では良くも悪くも企業文化、習慣を比較してしまいます。

  社員としての仕事の仕方を覚えたのもその時です。
 SIerというところは、お客さんとのフロントを基本として、労働力
 は協力会社だったりします。その場合、プログラムを書くことよりも
 全体のデザインや、マネジメントに重きが置かれたりします。

  物品調達の交渉術から、お客様のシステムサポート、ハードのセット
 アップ、先方担当者が上職に説明する資料作り、定例会の資料作成、
 協力会社の困りごとなど色々なことをこなしました。

  そして、これは大手であったり、上司の方針であったりしたのですが、
 仕事の内容だけ振られて、いいからまずやってみろの精神でした。
 考えますし、上司から教わったことや、人を観察してとりあえず
 やりました。レビューとかもそんなに無いんで、生産性が良い訳は
 ありません。失敗もします。でも、そこで学びを得ます。

  今はシステム会社で、社内のITインフラ管理全般をしています。
 正直未知の技術に対峙もします。でも、それは日常で、とにかく
 何とかなるの基礎は、ある種昔の経験です。

  よく、三十路の中堅エンジニアから、相談を受けます。
 やったことがない、自信がない、どう共有していくか、真摯な姿勢
 だと思います。そして、マネージャーには怖くて聞けないので、
 見た目強面の私に相談に来ます。

  限界突破の方法論って難しいなってその時思いますね。私は
 彼の年齢の頃には、力業突破の方法論を手に入れていたので。

  伸びしろは、経験や突破力、失敗と比例すると思います。
 逆に、安全、正確、高生産性とは反比例するんだなと思いました。

  今日はここまで。

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