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自分らしくいていいんだと気づいた【人間関係のお話】

昔から、自分の思いを伝えようとするとすぐに涙が溢れてきた。

自分は泣き虫なんだと感じていた。

でも、人前で泣くことは恥ずかしいことで、
避けるべきだと必死にこらえた。

ただ自分が弱いだけ

そう思うしか術がなかった。



旅行に行くと、環境が変わって眠れないことがほとんどだった。

特に、家族でも普段は部屋が別れているので
聞くことのない いびき・寝息 が聞こえるだけで、
気になって気になって仕方なかった。

旅行で寝れないのは仕方ないんだ

1日我慢すれば次の日にはなんとかなるから、たった1日くらいの我慢なら平気だった。

たいてい次の日以降はぐっすり眠れるので、6時間くらい耐えるだけだとがんばった。



後ろから話しかけられると、ビクッとすることが多かった。

「ビビりすぎやろ」

と笑われたし、こういうものなんだから仕方ないと思っていた。



他人の心の内が気になって仕方なかった。

「本当は嫌なんじゃないか」

「私のことを見下してるんじゃないか」

人の目や評価ばかり気にしていた。



血が出たり銃の音がする映画やドラマは苦手だった。

大河ドラマですら殺し合いのシーンが必ずあるので見るのを控えていた。

「それくらい見れるようにならんと」

母親には情けなそうにされた。



これらの体質・症状は全部「自分が弱いから」だと思っていた。



HSPという言葉を最近知った。


正しくは、もともと目にしたことはあったが、自分には関係がないと思っていた


何かの病気の名前だと勘違いしていた。


TwitterのプロフィールなどにHSPを掲げる人が多く、気になって調べてみた。


いくつもの項目があり、それらのほとんどが自分に当てはまった。



涙もろいのは刺激を受けすぎで感情が昂っているから

旅行で寝られないのは、静かな環境で周囲の音が敏感に感じとれるから、
普段と環境が異なるから

後ろから急に声をかけられてビクッとするのは、
急な刺激に体が反応するから

他人の目が気になるのは、他人の心情を深く理解しようとするから

殺し合いのシーンを見れないのは、
そのシーンに深く共感してしまうから

ほかにもカフェインに弱いとか、騒音が苦手とか、痛いのが嫌いとか、内気だとか......





あ、全部あてはまる


あ、別に自分だけじゃないんだ



こう思えたのがとても救いだった。


と同時に、昨日の更新と同じく、

気づくのが遅かった、と思った。


昨日の更新👇


30歳手前にして、学びが多すぎる。

もっと早く知っていれば、
自分もそうだと理解していれば、
自己嫌悪に陥る必要はなかったはず。


考えても仕方のない過去のこと
それをうだうだ考えるのもHSPらしくて笑える。


でも、自分だけじゃないHSPという体質にはよくあること、と知ってから、何だか生きやすくなった。



無理に涙をこらえなくてもいい。

自分が弱いわけじゃない。

ビクッとしちゃうのは、ビビってるわけじゃない。

他人の目を気にする必要はない。

怖いシーンが見られなくたって、情けないことじゃない。



あ〜、そうだったんだ



こうやって気付けただけでも、また1歩成長した気がする。

前向きに生きていける気がする。


これからは自分をもっともっと大切にできる気がする。



逆にHSP気質のある自分だからできることもある。


周りへの気配り

優しい声かけ

他人の気持ちへの共感

同じ体質の方への理解


恥ずかしいことでもなんでもない

自分らしく生きるための、「自己紹介」みたいなもんだよな。

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