超管理の学校

‘You Can Hear a Pin Drop’: The Rise of Super Strict Schools in England

Inspired by the academic success of schools like the Michaela secondary school in northwest London, some principals are introducing tight controls on students’ behavior.

「ピンが落ちる音が聞こえる」:イギリスにおける超厳格な学校の台頭
ロンドン北西部のミカエラ中等学校のような学校の学業的成功に触発されて、一部の校長は生徒の行動に対する厳しい管理を導入している。

ここまで子供たちの行動をコントロールする必要があるのか?


この写真を見てあなたはどう思いますか?

熱心に勉強している子供たちだなぁと思いますか?

自分の子供も似たような環境で勉強しているなと思いますか?

それとも

全然楽しそうに見えないなと思いますか?

こういう教室で自分の子供は勉強させたくないと思いますか?

イギリスの一部の学校はこの写真のように
行き過ぎたコントロールで
子供たちを管理しています。

そして、この管理のおかげで
子供たちの成績が上がった、というのです。

このような行き過ぎた管理についていけない一部の子供たちは
学校を辞めざるを得ず、結果
学校全体の成績が上がったような錯覚が生じます。

この学校の校長のモットーは
貧困家庭の子供たちには厳しい管理が必要だ。

そうしないと、そうでない家庭の子供たちと同等の成果を上げることができない。

なんとも信じがたい思い込みですが、
見た目には成績を上げているので
効果がある風にしか見えず、
学校見学が殺到している状態のようです。

アメリカではこのような超管理から舵を切っているとこの記事にはありますが、
州によってルールがまるで違うアメリカなので
実際のところはわかりません。

私の娘が通っていた学校も
ここまでの超管理ではないにしろ
似たようなものでした。

とある日は111人の居残りがあり、
体育館をそのために使用していました。
(全校生徒1800人くらい)

居残りの理由は様々で
遅刻、宿題忘れ、態度、忘れ物、制服違反など。

なんとしても罰を与えないとまずいと思っている学校と、
そんなもの何の役にも立たないよと思っている子供たち(&親)と。

イギリスでは日本のような部活がないので
3時に学校が終われば、
放課後のクラブに参加していない子どもたちはすぐに家に帰ります。

居残りのせいで帰りのバスを逃し、
親が仕方なく仕事を早く切り上げて迎えに行くということもあります。

この意味のない居残り、
本当にやめてほしいです。

この校長の信念は
間違いなく恐れから来ているもので
個人の思想をこのように子どもを相手に使うのは
本当に危険だと思います。

教育現場にふさわしくない大人に
このような権力を与えてしまうと
こういうことが起こるといういい例だと思います。

子供の犠牲の上に
この校長の「達成感」があってはなりません。

そしてもっと怖いのは
このやり方に賛同するその他の大人たちがいるということ。

恐れに支配された世界の成れの果て、ですね。。。


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