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トルコ南東部を行く①〜はじめに

トルコ南東部ガジアンテップ近郊を震源とする地震が発生し、2月11日現在、2万3000人もの犠牲者が出ている。
昨年10月に、この南東部を5泊6日で旅行した。訪問した主な都市は、ハタイ、ガジアンテップ、シャンルウルファの3都市。シャンルウルファ以外は初めて訪れた街で、長い歴史に育まれたこの地域の魅力を肌で実感した。この地域での未曽有の大地震とその被害に、まだぼう然としているのが現状だが、この地域を訪ねた者の1人として、その魅力をできるだけ多くの人々に伝えることは、日本にいる私が被災地のためにできる、わずかなコミットメントなのではと思った。
トルコ南東部の旅行記めいたものをここで連作で書いていきたいと思う。
10月の旅の概略をまず紹介したい。

10月7日夜 羽田➡イスタンブール(空路)
   8日〜10日 イスタンブール滞在
   10日 ハタイへ(空路) 
   12日 ハタイ(アンタキヤ)➡ガジアンテップ(バス)
   13日 ガジアンテップ➡シャンルウルファ(バス)
   15日 シャンルウルファ➡イスタンブール(バス)
   17日 イスタンブール➡羽田(空路)

と、こんな感じだった。
アンタキヤからウルファまでは約350キロ・メートル。地中海沿岸地域から、今回の地震の震源地近くを通り、被災した地域を東西に抜けるルートだった。

トルコ南東部、旅のルート

では、次回、ハタイに着いたところから話をはじめたい。

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