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ホラーは人間の本質を描く「寝煙草の危険」マリアーナ・エンリケス著、宮崎真紀訳

文学ラジオ第153回の紹介本

ホラーは人間の本質を描く
寝煙草の危険
マリアーナ・エンリケス 著
宮崎真紀 訳
国書刊行会

パーソナリティ二人で作品の魅力やあらすじ、印象に残った点など、読後の感想を話し合っています。ぜひお聴きください!

今年の第十回日本翻訳大賞の最終候補/ラジオで初めて紹介するホラー小説/海外のホラー作品だけど身近に感じる/耽美的で狂気的/著者&作品紹介/スパニッシュ・ホラー文芸とは/外箱付きで手触りのいい表紙/様々な形のホラーがあるが、人間が怖い/アルゼンチン社会の不安定さとの結びつき/軽快で読みやすい/ストーリー紹介2作/「ショッピングカート」の些細なことで壊れていく社会/「戻ってくる子供たち」/の社会から決別していく子供たち/他10短編を簡単に紹介/次回予告

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版元サイトより
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カズオ・イシグロ(ノーベル文学賞作家)絶賛!
「美しく、怖ろしい……近ごろ私が発見した最高に面白い小説」
――ガーディアン紙「今年のベスト・ブック(2021)」

〈文学界のロック・スター〉〈ホラー・プリンセス〉エンリケスによる、12篇のゴシカルな恐怖の祭典がついに開幕!!!

寝煙草の火で老婆が焼け死ぬ臭いで目覚める夜更け、
庭から現れどこまでも付き纏う腐った赤ん坊の幽霊、
愛するロック・スターの屍肉を貪る少女たち、
死んだはずの虚ろな子供が大量に溢れ返る街……

「もっと 火をつけねば」

〈スパニッシュ・ホラー文芸〉とは
エルビラ・ナバロ、ピラール・キンタナ、サマンタ・シュウェブリン、フェルナンダ・メルチョール、グアダルーペ・ネッテル――今、スペイン語圏の女性作家が目覚ましい躍進を遂げている。作家によっては三十か国以上で翻訳され、世界中で好評を博すなど、現代文芸シーンにおける一大ブームとなっている。中でも、社会的なテーマを織り込みながら、現実と非現実の境界を揺るがす不安や恐怖を描いた作品群である〈スパニッシュ・ホラー文芸〉は、特に高く評価され、全米図書賞などの著名な賞の候補にも作品が上がるなど、今、最も注目すべき熱い文芸ジャンルの一つである。本書の著者マリアーナ・エンリケスは、〈文学界のロック・スター〉〈ホラー・プリンセス〉と称され数々の賛辞を受ける、現代アルゼンチン文学の頂点に君臨する作家である。

【2021年度国際ブッカー賞最終候補作】

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