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林檎の菓子

いつも果物の旬のはじめは、カフェのメニューのデザートやお菓子にどんなふうに使おうかと考えるのに忙しいけれど、旬の終わりに近づくと今度はいまのうちにたくさん食べておかないと!とあわてて自分の食べたいものをどんどん作る。

冬の間たくさんのお菓子に使った林檎の季節もそろそろ終わり。この数日はりんごを使って、これで最後かなと思いながら気の済むまで林檎の菓子作り。

私の大好きな紅玉りんごは生で食べると固くて酸味が強いけれどお菓子にすると絶品で、見かけるとついつい買ってしまう。赤色が濃くて小ぶりな見た目も可愛らしい。
 

林檎のお菓子といえば外せないのはタルトタタン、林檎のシーズンには必ず作る。今年は久しぶりに小さいサイズで焼いてみた。ホールでどーんと作るのも良いけれど、キャラメルの風味が凝縮された小さいサイズもとても美味しい。次の秋には久しぶりに店のメニューとしても出せたらいいな。

林檎のタルトは今シーズンにカフェでも何度か焼いた林檎の菓子の定番。タルトの生地も果物に合わせて変えていて、林檎にはサクサクとした食感のパートブリゼ。シナモンをたっぷりかけた生クリームと一緒にいただくのが最高。

なにか手軽に作りたいときには林檎のトースト。パン耳を使うとサクサクカリカリになってパイみたいで美味しい。仕込みの日の賄いに作ることも。 

カフェでもパフェにコンフィチュール、シロップなどにたくさん使った林檎。次の秋の林檎の季節が楽しみだ。




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