見出し画像

我が子と他の子を比べるのはダメなこと?ダメな親?〜てぃ先生から学んだこと〜


 てぃ先生の「我が子と他の子を比べるのはダメなこと?ダメな親?」というタイトルの動画を観て、なんだか心が軽くなりました。


子どもの発達が気になる母親にとって、
他の子と比較、してはならない…!と思う余り
比較してしまった自分を

「あぁ、また比較してしまった…ダメな私」と
責めるような場面、よくあることだと思うんです。

 他の子と我が子を比較するのは人間の習性。
そのこと自体は悪いことじゃなく、
「あの子ができているんだから
 あなたもできるでしょ、やりなさい」となるのが問題なんだ!と気付かせてくれました。


うちの次男は中学生です。

他の子と比べると私は焦るので、
比べないようにしようと思っていますが
他の子と違うところが如実に表れると
心がざわつくことが、あります。

最近では、
年明けの宿泊行事が嫌だと言って
不参加の意思を私に伝えてきました。

中学生になってから
ほとんど全ての行事が感染予防の観点から中止となり、

初めて全員参加の行事ですし、
その準備や振り返りの授業も出てくるでしょうから

参加しないと、なんとなく居心地悪くなるんじゃないかなぁと想像しました。

それに、
やっぱりいろいろ経験して欲しいのが親心です。


「宿泊行事は夜に友達と喋ったりするのが楽しいじゃん!
せっかくの機会だから、
お母さんは行った方がいいと思う!」と伝えてみました。

でも、申し込み期限が近づくと
精神的な負担が大きくなったようで、
三日間ほど学校を休みました。

人の声がノイズにしか聞こえないのに
5日間もガヤガヤしてるところで生活するなんて無理だ。
バスの匂いも苦手だから、乗った瞬間から気分が悪くなる!

とのこと。


うーん、センシティブ!

私としては、辛い思いをするのがわかってるなら
休んで良いと思います。

けれど、経験できないことがもったいない気持ちも捨てきれずにいて

行った方がいい、と説得した自分の言葉に後悔もしていて

気持ちが揺れていました。



 子どもたちが小学生の頃から
相談に乗っていただいている教育センター相談員さんに電話をして、相談に乗ってもらい
自分の考えと気持ちを整理しました。

相談員さんは、いろんな経験をさせてあげたいとは思うけど心の負担が大きくなって、過敏さを増している現状を考えると、

今の大変さを和らげてあげる方がいいですよねーとの返答です。
そう言ってもらえて、ホッとしました。

やっぱりそうですね、そうですよね!

相談できる人がいるってありがたい。

結果として、申し込み締切日に次男の気持ちを確認し
「じゃ不参加って書いておくね」と
不参加でお願いします。と申し込み用紙に書いて、次男に渡しました。
(「同意する」一択の申し込み用紙でした)
この時はもう、次男の気持ちが最優先!と
どっしり構えていられました。

 その日、担任の先生から心配して連絡があったので、
私からは「教室センター相談員さんとも話し合った結果です。次男の気持ち最優先です」と
事情を説明しました。


次に先生と次男の話し合いが行われ、

次男はその中で

クラスメイトから投げられた心ない言葉に
実は傷ついていたということを
担任の先生に打ち明けたそうです。

そして、三日間、考え直す時間をもらい
最終的に「参加する」と本人が先生に言ったとのこと。

それで申し込み用紙に「同意する」にマルをして再提出したのです。

宿泊行事はまだ先の話で、
参加した結果がどうなるのかはわかりません。

ただこの一連の流れを振り返って、

母親が本人の気持ちを大切に思う気持ちが
伝わってくれたのかな…と感じました。


次男が「休みたい」という自分の意思を伝えることができたこと。

母親が、その意思を尊重したこと。

先生に悩みを打ち明けるきっかけができたこと。

結果的に、参加する決意をしたこと。

トータルで見てよかったなと思います。
息子の気持ちも、揺れていたんでしょう。


(これまでに何度か次男の担任の先生について書いていますが、次男に寄り添ってくださる本当にステキな先生なんです!)


私の気持ちを振り返ってみると

はじめは「ええっ みんなが参加する行事なのに、絶対楽しいのに、
前はキャンプ行きたがってたのに
なんで⁈」と思ったし、
(入学してすぐの新入生キャンプが中止になった時にはとても悲しんでいたのです)

行った方がいい、と説得もしてしまいました。

その後、
いやいやそんなこと思うから私はダメなのよ、
他人は他人、次男は次男!と思い直しもしました。

すぐに比較する自分の弱さにも、がっかりしていたのです。

そんな時にてぃ先生のこの動画。

無意識に比較して、
我が子に足りないところを補おうとする習性が
ある!

めちゃめちゃ説得力がありました。

いつもありがとう、てぃ先生。

子育てのノウハウはいろいろ新しいものが出てくるけれど、

どんな時代にも言えることは

「当てはまらない私はダメな親だ」という方向に行ってしまうことが、よくないだけで

親が子育てについて学んだことを
今できてなくても、
できずに動揺したとしても

いつでもどんなときも 
「学ぼうとしている自分」
「子どもを大切に思う自分」を 
見つけて自分を慈しむこと

それが一番、大事なことだと思いました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?