自己肯定感って他人に肯定されないと育たなくないですか?

ここ数年、「自己肯定感」という言葉をよく目にするようになった。

「自己肯定感を高めて幸せな人生を」とか「自己肯定感が低い人が陥りやすい罠」みたいな特集記事で溢れている。

Wikipedia先生によると

自己肯定感(じここうていかん)とは、自らの在り方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する言葉

要するに「オレすごい!オレやべぇ!オレならやれる!」という考え方なんだろうけれど、「こんなもん他人に認められた経験がないと無理やろ!」と思う。

自分がこの世界の主人公だと言わんばかりの態度で自信満々の高学歴体育会系大手企業務めツーブロック爽やかイケメンマッチョみたいな人は、人生どこを切り取っても羨望の眼差しで見られているだろうから自己肯定感で満ちているはずだ。高校に入学して間もない頃に女子生徒から「自分、気持ち悪いで」と言われて半泣きで下校したなんて経験は絶対にしていない。

そこいくと、高校に入学して間もない頃に女子生徒から「自分、気持ち悪いで」と言われて半泣きで下校したことのある僕みたいな人間は、いくら自己啓発本を読んだとて、「オレってすげぇんだ!」という思考にはとてもなれない。やはり、生の声で肯定されないとダメなんだと思う。

しかし、褒められたら自己肯定感が育つのかと言えばそういうわけでもなく、褒められた経験が少なすぎてたまに褒められても「これは皮肉で言われているのではないか?」と不安になってしまう。世の中そんなにいじわるな人ばかりではないはずだ。好意を素直に受け入れて自己肯定ができる人間になりたい。

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