忙しい時の時間の作り方 |働きながらアメリカMBA挑戦記 #2
コロナ禍に入って2年目の2021年に大学院生活を始めました。その頃息子は2歳のイヤイヤ期に突入。
昼間はオンラインミーティングだらけで自分の仕事をする時間がなく、毎晩子供を寝かしつけてから仕事や勉強をする日が多くなってしまいました。
家から一歩も出ず、仕事と勉強に明け暮れる日々。やりたい事を考える余地もなく、やらなきゃいけない事に追われるだけの毎日。
そんな中、MBAのカリキュラムで自分の価値観を知る授業がありました。
私の人生で大切な価値のトップランクは健康、家族。
それなのに、今のこの生活はなんてことだ!真逆の生活を送っている…!
この事実に気づいた時、今の生活を見直す必要があると感じました。
価値観の見直し
まず最初に取り組んだのは自分を知ること。
私の場合たまたまMBAのクラスで自分の価値観の見直しをしましたが、忙殺されてるときにこそ価値の見直しをするのは大切だと実感しました。
その価値観と今の自分の時間の使い方を比べてみると、ギャップに気づきやすいからです。
1日24時間は変わらないわけで、自分の選択の結果が今の生活を作っている。
優先順位を変えて何に時間を費やすのか見直さなければ、今の生活は決して変わらない。
行動の見直し
自分の価値観や優先したいことが明確にわかった後に、自分が今一体何に時間を割いているのか振り返ってみました。
当時は起きている時間の70%を仕事に費やしていると言っても過言ではなかったです。残りの時間で何とか勉強や息子の世話などに充てていました。
辞めた上司の仕事が降りかかって来たとはいえ、その頃は自分一人で抱えて人に任せる選択をしていなかったし、そして"出来ない人"と思われたくないから"出来ない"と言わない選択していたんじゃないかと思います。
そこでまずは仕事とプライベートの割合を50/50の割合にすることを目標として設定しました。
実際に変えたこと
夜働けば何とかなるから…と仕事を引き受ける考えはやめて、就業時間内を自分の許容範囲(キャパシティ)に設定し直しました。
時間内に終わらないものは急ぎじゃなければやらない。そしてチームにもっと任せることを極力実行しました。
自分の仕事をする時間として毎日1〜2時間ほどスケジュールをあらかじめブロックし、ミーティングを入れないように徹底。
ミーティングも事前に議題(アジェンダ)を明確にして、その上で時間を短縮したり、メールで済むものはそもそもミーティングをしないようにしました。
上層部にも"断る"は最終手段として持っときながら、こうすれば出来ます…という前向きな提案で交渉するようにした。
すぐに起こった変化
その週から劇的な変化があり、ジムに入会して週に数回通えるようになり、子供が寝た後の時間は全てMBAの勉強に使えるようになりました。
何にどれだけ時間を割くのか…ということにも敏感になり、ちょっとした隙間時間も工夫して有効活用できるようになりました。
例えば、週末なかなか寝ない子供のお昼寝させるためにドライブして、寝たら駐車場に停めてその時間を宿題の読書に充てています。
それでも本格的に始まったMBAクラスの読書量にはひーひー言っていますが、これから数年間続くMBAを成功させるためにも、考え方のシフトを早めにしてよかったと思います。
【ワーママのアメリカMBA挑戦 3】につづく。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?