キラキラしてないタイプの留学記【韓国】
みなさん、こんにちは。しおです。
夏も過ぎ、秋をすっ飛ばして冬が顔をのぞかせている昨今、いかがお過ごしでしょうか。
日本はいつから二季になったんでしょうね。せめて二季になるなら、夏も名残惜しく残暑なんてやめてしまえばいいのに。
まぁ、韓国にいるからわからないんですけど。
さぁ、今回は私の韓国留学について書き記したいと思います。
留学も、はや2年目。あっという間ですね。
ここでは、実際に留学に来て感じたことや、驚いたことを中心に書きたいと思います。
改めて申しますが、全然キラキラしていないので、そんなもんか、と思いながら読んでいただけると幸いです。
①言葉の雰囲気
この記事を読んでいらっしゃるということは、ある程度韓国に興味があると推察されますが、『韓国語』という言語について、どうお考えでしょうか。
私は個人的に、『日本語基盤の英語』みたいな感覚になる時があります。
どういうことか解説いたしましょう。
韓国語は言語学的に日本語と同じ種族にあたります。
よって韓国語と日本語は、語順において、同じ形をしておりますし、音の近い言葉があります。例えば
家族⇆가족(ガジョッ)
時間⇆시간(シガン)
三角⇆삼각(サmガッ)
(カタカナは大まかな読み方ですので、時間のある方はぜひ、調べて見てくだたい)
このように日本語と韓国語は言語として非常に近しい存在だということができます。
ここまでは言語学的な話で、ここからは感覚的な話です。
私がなぜ、先ほど英語という表現を使ったかというと、表現が非常に英語に近いからです。
めちゃくちゃ感覚的ですが、日本語の美しさが表現だとしたら、韓国語の美しさは伝え方である、と私は思います。
会話する時、日本語は、その言葉の裏にある意味まで考えますが、韓国語はその言葉の後に、理由などが多い様に感じます。
まぁここまで来ると、個人差ですし、国民性の違いな気がしますが、とにかく、私が感覚的に感じている部分はこんな感じです。
2カ国話せる人は、言語間にあるギャップをいかに埋めることができるかを考えていることが多いと思いますし、字幕を見て美しい表現であると感じる人もこのような理由ではないかと思っています。
言語というものは、その国の文化や習慣に大きく左右されながら形成されます。
②ガチのアニメオタク
これを読んでいる多くの方が日本人の方だと思いますが、
今や、日本の大きな産業の一つ、『アニメ』
みなさん、お好きですか?
私は深夜アニメが好きだったので、それなりの数のアニメを見てきたつもりでしたが、私の認識はどうやら甘かった様です。
韓国の方、特に私の同世代は、アニメが好きな子が多い様に感じますが、結構オタクなんです。
日本人のまじオタクとそんなに変わりません。ライトにアニメ好きとか言ってすみませんでした…
韓国で最近大流行したのは、『スラムダンク』なのですが、公開6ヶ月が過ぎても、人気上映ランキング1位でした。
アニメの力、恐るべし。
私は、スラムダンクはあまりわからないのですが、見た友達から、
「なんで見てないの!?」「面白いから、絶対見るべき!!」
と、韓国人に、日本のアニメをおすすめされるという様…
このくらい、アニメが好きな人が多いということです。
このほかにも、日本で大バズりした作品は大体わかる人が多いような気がします
〈鬼滅の刃〉〈推しの子〉〈進撃の巨人〉などなど…
もし韓国の方と話す機会があれば、意外とアニメの話で盛り上がるかもしれません。
(ちなみに、韓国ドラマより、アニメの話の方が盛り上がったりします。経験談です。)
③MBIT文化
最近(というか、少し前?)日本でも流行りましたよね。
MBTIというのは、アメリカ人が開発した、アルファベット4文字のいわば『性格診断』なのですが、自分のMBTIを知らない人がいません。
初めましての人と話す会話の王道は、MBTIについてですし、友達のMBTIを知り尽くしている、MBTIマニア(私がそう呼んでいるだけ)もいます。
恋愛するときも、彼がTだったから相性が悪かった。彼女がPで、全然僕と合わない。みたいな話もよくします。
YouTubeで検索すると、各MBTIの取扱説明書の動画も載っています。
余談ですが、日本人は相手の性格から、血液型を当てるじゃないですか。韓国人は相手の性格からMBTIを当てます。
自分のMBTIを当てられるとびっくりしますが、逆に相手の血液型を当てると、びっくりされます。
参考までに。
(私は友達の血液型を当てたら、まじでびっくりされて、大学の同期の間で血液型当てがちょっと流行りました。)
④美意識
韓国と聞いたら、なんとなく美意識が高い感じがせませんか?
私も最初そうでした。
美容に特段興味もなく、基本的に必要最低限で満足してるのですが、
韓国に来て気づいたことは、日本とは、美意識に違いがあるな。ということでした。
日本で美意識というと、私は、化粧や、お風呂上がりの保湿など、外的要因を加えることを思い浮かべるのですが、
韓国は、外的要因もそうですが、デトックスも大事にしている様でした。
このデトックスには、身体的なこともそうですが、精神的なことも含まれています。
美味しいものは我慢なく食べるが、栄養は偏らないように。お風呂上がりの保湿も欠かさないが、ストレスを根本的に受けない様にする、とか。
もちろん、個人差がありますし、体質によりますが、韓国は、割と根本的な問題解決意識が強い様な気がします。
日本人の友達にニキビができた相談をすると、化粧水や、保湿剤のおすすめを教えてくれるのですが、
韓国人の友達にニキビの相談をすると、ビタミンをもらいます。
そして、どちらの国もおすすめしてくれるのが、皮膚科。
みなさん、皮膚のトラブルは専門家を訪ねましょう。
⑤コーヒー
今まで書いたことは割と、韓国に来る前から知っていたというか、なんとなく想像できたことなのですが、1番予想外の文化は、コーヒー文化です。
韓国人はコーヒーめちゃくちゃ飲みます。
でも、好きかと聞かれたら、そうじゃないみたいです。
なぜだ?という疑問は一旦置いといて、友達とご飯を食べた後、夜の飲み会終わり、どこかに行く時の差し入れ。全部コーヒーです。
コーヒーあれば間違いないって感じ。
事実、うちの周りには、コンビニより、テイクアウトも含め、カフェの方が多いです。
食後、勉強中、友達と出かけた時、などなど、
スタバのベンティーのサイズを、1日2杯飲むときもあります。
韓国に遊びに行った際は、カフェ巡りをしてもいいかもしれませんね。
以上私の留学記でした。
このほかにも驚いたことがたくさんあるのですが、それはまた次の機会に。
言語の話楽しかったから、また書くかも。
では、またどこかで。
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