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人生最大の危機に陥った話1

叔母の一言が引っかかったまま日常に戻った

さあこれからまた頑張るぞ!と
仕事復帰し一週間ほどたったある日
デスクに向かっていてふと気づいた

ここのところ朝から晩までずっと頭が痛い
ズキンズキンと脈打って
まるで頭に心臓があるみたいだ
薬を飲んでも全く効かない

部署が変わったばかりで覚える事も多く
忙しくて疲れているのだと思った

それから暫く経ったある朝
タイムカードを押したところで
急に息苦しさに襲われた
苦し…なにこれ?
吸っても吸っても酸素が入ってこない

何とか事務所に辿り着いたが
動けなくなって倒れてしまった
その日はそのまま早退

それからの毎日は息苦しさとの闘い
あえぐように呼吸をしながら仕事をこなした
どうしよう週末にプレゼンがあるのに…

そして週末、不安を抱えながら
なんとかプレゼンを終え
社長の講評を聞いている時
どう頑張っても息が出来なくなって
意識を失ってしまった

意識が戻った時に気づいたのは
“体が硬直して思うように動けない”だった

週が明けると今度は
上手く喋れない事に気づいた
あきらかに呂律が回らない
電話に出ることもままならなず再び早退

さすがに病院へ行ってみたが異常はなし
しかし最近本当に体の反応が変だ
ということで人生初の心療内科を受診

ここ暫くの状況や出来事・症状を
説明して下された診断は
“うつ状態とパニック障害”

原因はどうやら父の看護・葬儀の
頃から続く出来事による疲れと心労
そしてトリガーになったのはやはり
叔母のあの言葉のようだった

安定剤を処方してもらい
様子を見る事になった

が、この頃の私は週5勤務のうち3日は
過呼吸発作を起こして倒れ意識を失ったり
周りに迷惑をかけまくっていた

さすがに総務部と相談
診断書を提出し傷病手当を申請して
長期休養する事となった

自分はストレス耐性が高いと思っていたが
こんな事になってしまい情けなかった

あんなに迷惑をかけた同僚や上司から
「大変だったね 心配せずゆっくり休んで」
と声を掛けられ本当に申し訳なく思った

▶人生最大の危機に陥った話2 に続く


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