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板長の素材日記vol.5 「とり貝」

皆さんとり貝をイメージすると、
ちょっとボイルなのか何なのかした、
ゴムみたいな、
食感のものを想像されると思いますが、

生の生きたとり貝は、めちゃくちゃ美味しいです!
なんとも言えない歯応えと甘みが
とっても魅力的な貝です!

ただ、とり貝もあまり獲れなくなってきたので
かなり高級なものとなりました。
ただ、一度ぜひ食べていただきたいです

主な産地は、、そうですね、京都丹後あたり、
あとは、、瀬戸内海ですね、大阪湾、有馬灘あたりが多いでしょうか

もちろん生で食べるのもいいのですが、
何かしらちょっとだけ火を入れると
一気に甘みが出ます

当店では軽く炙るか、もしくは
薄い出汁でしゃぶしゃぶにして
ご提供することが多いですね


これも、、なぜすぐスチームしたりボイルしたり
するかというと、
鮮度落ちがめちゃくちゃ早いです
すぐ嫌な香りがしてくるので、、
生きているのがあれば早めに召し上がってください

とり貝と言いますが、
周りは柔らかい殻で包まれていて、
割ると、とりの口ばしみたいになるんで
とり貝と言います

とり貝の白い方を乱暴に扱ったり弱ると
すぐ禿げて真っ白になってしまいます

ので、捌くときは、
ガラスの上だったり、薄いラップのつるつるした上で裁かないと
普通にザラザラした面で捌くと
すぐに擦れて汚くなります
その辺も、もし手に入れば注意して捌いてください

中の内臓みたいなところの黒いのははピュピュッととって、
モヤモヤっとした白いのをなるべく
とりすぎないようにして、
召し上がってください

お醤油というより、
塩やすだちなど薄味の方がいいと思います。

時期は春です
3月下旬から5月頭くらいまでですね。

是非召し上がってください!

柔らかに季節を感じる時間となりますよう、心を込めてお届けいたします。
皆さまのご来店をお待ち申し上げます。
電話03-5420-5884


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