白金台こばやし女将日誌

白金台こばやし女将/11年目/札幌出身/日本酒大好き/ワイン勉強中/男の子ママ/元メー…

白金台こばやし女将日誌

白金台こばやし女将/11年目/札幌出身/日本酒大好き/ワイン勉強中/男の子ママ/元メーカー営業 お店のこと、板長の仕事っぷり、楽しいこと、大好きなこと発信しています

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はじめまして!こばやしの板長をご紹介いたします

兵庫県宍粟市生まれ。 薪でお風呂を炊き、野菜と米を自家栽培しながら4人の息子を育てるパワフルな母と、鹿や猪を狩りに猟犬たちと仲間と共に山を元気に駆け回る父のもと、18歳までこの地で育つ。揖保川の支流で幼少期(おそらく4歳)から自身も川釣りを楽しむ。 四人兄弟、家族の中で一番小さい四男坊のため(兄たちにはプロレス技をかけられる日々)、母の料理を手伝わないとご飯にありつけず、せっせと手伝い始めたことが料理をはじめるきっかけに。 釣り関係に進みたかったが、家族に「手に職を持ちな

    • こばやしの二十四節気〜穀雨

      2024年4月19日 〜穀雨(こくう)〜 立夏の前、徐々に夏に向かうなか、 田畑を潤し、穀物の成長を促す 恵みの春の雨がふる頃 この時期のオススメの献立は、、 「筍の木の芽和え」です 京都や大阪から取り寄せた朝どれの白子筍 1年かけてふわふわにした土にできる 大切に大切に育てられた真っ白な筍 アクが少なく、エグミがないので 初日はそのまま食べても まるで梨やりんごのようです その白子筍を30分ほど蒸し、 食べやすいサイコロ状に切ります 木の芽をすりつぶし

      • こばやしの二十四節気 はじめます

        明日から その節気にイチオシの献立を 当店の八寸から一品ずつ選んで ご紹介する 「こばやしの二十四節気」企画をはじめようと思います! 皆さん二十四節気ってご存知ですか? 私は日本料理店を始めるまで 知りませんでした 全く意識せずに生きてました まず、「にじゅうしせっき」と読みます。 立春、春分、夏至や冬至など、よく聞きますよね、 このように季節を表す言葉です。 一年を春夏秋冬と4つの季節に分け、 それをさらに6つに分け、その季節にふさわしい名が付けられています。

        • 洗い場から見えること

          今日は板長18歳で アルバイトしていた職場にて 「洗い場だからと言って手を抜くなよ、 洗い場からはその店の全てが見えるんだぞ 皆がどんな仕事をしているのか 全ての仕事が見えるんだぞ」 と当時の大将に先輩が言われてたことを 思い出してました 洗い場で見て覚えて 考えながら仕事をしなさいね、 次の段階で必ずいきてくるぞ ということだそうです そして トイレ同様、 洗い場を見ればそのお店の 全てが見えるんですね こばやしで洗いものをしてくださっている スタッフの

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        はじめまして!こばやしの板長をご紹介いたします

          ふんばりどき

          今から20年以上も前のこと 板長は21歳 朝7時から夜25時まで働き 給料6万円 マンションの2LDKに先輩と同期の7人で住む生活をしていました 当時はもちろん下っ端です 二段ベッドの下の段で 毎朝の目覚ましミュージックは上の段の先輩のステレオから聞こえるうえだまさき「悲しい色やね」だったそうです 毎日毎日ゴミ箱を洗いながら 「今日こそ先輩しばいて絶対やめたろ!」 と思っていました 当時は神経性胃炎になっていたそうです 唯一相談できた先輩に (ものを刻むことにか

          板長インタビューvol.4 「かたくりの花」

          今日はカタクリの花について教えてください! 「カタクリの花はその名前のとおり、 このカタクリの根っこ(球根)で 昔は片栗粉を作っていました。 気が遠くなる話です。」 確かに。 「今は馬鈴薯でんぷんです」 馬鈴薯は、、 「じゃがいもですね」 「咲いているのを見たら、食べるというより、 観賞用に見えるかたくりの花ですが、 食べるととても美味しいです クセはなく 茎はシャキシャキ、 ほのかな旨味が残ります 自生しています」 どのあたりにあるのでしょうか 「全国にあり

          板長インタビューvol.4 「かたくりの花」

          花と料理に通ずるもの

          昨日は定休日 昨年から通い始めた 横川志歩先生のお花教室へ  月に一度、とても楽しみにしている時間です (※写真は私が活けたものです  まだまだまだまだ勉強中です) 昨日は お花を活けるにあたって、 草木たちが実際に自然の中で  どう在るのか をよく観察することが大切だと学びました 私はこれまで、草木を育てたり 愛でたりしてこなかったので これからは意識して見ていきたいなぁと思っています そんな話をしたところ 花と料理には通ずるものがある!と 板長が語り始めました

          花と料理に通ずるもの

          どうして白金台なの?

          板長はずっと神戸で仕事をしていたので、 東京は初めて、 自分の店も初めてです、というと、 「どうしてこんな陸の孤島を選んだの?」 と開店当時から特にご近所の方に、 よく聞かれたものです なんなら今も聞かれます 確かに当店は、 白金台、目黒、恵比寿、広尾のちょうど中間、 どこからも徒歩15分ほどかかる とっても中途半端な場所にあります 「白金台に何かこだわりが?」と聞かれると、 いえ、ありません。 しいて言えば、 「なんとなく、ピンときたから」です。。 以前は東京でメーカ

          どうして白金台なの?

          大好きな故郷、宍粟

          板長の故郷は、兵庫県宍粟市です まず、読めません。 なんと読むと思いますか? 答えは、、 なんと、、 「しそう」と読みます。 宍戸錠さんの「宍」とあわの「粟」で宍粟です。 難読な都市名ランキング、西の横綱になったこともあるので、 読めなくても、大丈夫です! 試験にもおそらく、出ません でもよかったらこの機会に覚えてくださいね 兵庫県は北は日本海、南は瀬戸内海、どちらも海に面していますが、 宍粟はちょうど、まん中の西側にあります。 姫路の北にずっとあがって行ったあ

          板長インタビューvol.3 「蛤」

          今日も仕込み中の板長にインタビューしてみました 蛤について教えてください 「蛤?」 はい! 「はまぐり、、有名なのは桑名の蛤です。」 三重県のですか? 「そうです、え〜あとは千葉と、茨城が有名です。 やっぱり一番美味しいのは桑名ですね。 ヘぇ〜 「スープが美味しい、身も柔らかい、ただ時間が 経つとすぐ身が縮むんで、敬遠される方も多いですが、、 鮮度がいいものは抜群です。」 なるほど〜 「ちなみに次は茨城の鹿島のものが美味しいですね 千葉のもの蛤は大きいんですが、固いで

          板長インタビューvol.3 「蛤」

          中高生向け親子で日本料理を楽しむ会 開催しました!

          本日、こばやしでは 第一回目の 【中高生向け 親子で楽しむ日本料理の会】 を開催いたしました 新中学2年生から高校2年生の皆さん とそのお母さまたち 店内にいつもと少し違う、 明るくフレッシュな空気が流れていました 最初は少し緊張気味のご様子でしたが 終始和やかな雰囲気で、 料理、器、素材に素直に向き合って 楽しんでくださったようでした 私達が嬉しかったのが、 なんと皆さま一口も残さず、 きれいに完食してくださったことです 今回はひな祭りをテーマに 冬の終わりと春の

          中高生向け親子で日本料理を楽しむ会 開催しました!

          試行錯誤

          板長が小学4年生の時 当時はまだ近所にケーキを 手に入れられるお店がなく、 年に1度のコープのクリスマスケーキが 憧れでした ある日どうしても美味しいケーキを 作りたくなった板長 レシピ検索などない時代なので ひとりで一生懸命考えて 生クリームを泡立て、 オーブントースターで ふわふわのスポンジをつくれないか と試行錯誤 オーブンもなく ハンドミキサーなどもなく メレンゲを作るということも 当時はまだ知りませんでした 結局スポンジケーキは作れませんでしたが、蒸しパンを

          どうして東京なの?

          板長は兵庫県宍粟市出身、 神戸で修業をしていました。 私は北海道札幌市出身です ふたりは神戸で出会いました。 という話をするとよく聞かれるのが、 『え、どうやって神戸で出会ったの?』 あ、まぁ、その話はまた次の機会に、 そっちじゃなくて、、 『え、それでなんで東京でお店をやることになったの?』 そうそう、そうです、この質問です はて、なんで東京でやってるんでしょう 11年ほど前、私は板長に聞きました 「やっぱりお店出すなら、神戸か札幌だよねぇ」 そしたら板長は「そやな

          どうして東京なの?

          中高生向け親子で日本料理を楽しむ会

          いよいよ、 明後日3/24(日)開催です! 若い方達に日本料理を知ってもらいたいな 日本料理を通じて、 日本の素晴らしい食文化 各地の素材 器たち 本物に触れてもらいたいな、 世界に出ていく前に日本料理を一度食して欲しいな そんな思いがふつふつふつと湧き出てきて やらずにはいられない!と 走り出したこの企画、 気がつけばもう明後日が初回です! 今回ははじめましての会なので 堅苦しいことは置いておいて、 中高生の皆さんがどんなことに興味を持ってくださるか どんなことを

          中高生向け親子で日本料理を楽しむ会

          楽しく一緒に働きませんか

          私達と楽しく一緒に働いてくださる方を探しております ・美味しい日本料理 ・美味しい日本酒 ・美味しいワイン ・素敵な器たち ・ゆかいな板長と女将 ・優しいスタッフ仲間 ・素敵なお客様 に囲まれて一緒に楽しく働きませんか 飲食店経験なしでも大丈夫 調理技術がなくても大丈夫 若くて接客経験がなくても大丈夫 です 一番大切にしているのは、 (ここに堂々と書いていいのかドキドキですが、) その方の「お人柄や、雰囲気」です (面接でご縁がなくても、、、お店の雰囲気にあうかどうか

          楽しく一緒に働きませんか

          板長インタビューvol.2 「鯛の子 」

          鯛の子ですね 「鯛の子です」 どこの鯛の子ですか? 「三重県です」 三重県って鯛の子とれるんですね 「鯛がとれればとれます」 そっか、鯛の子って、鯛の「子」ですもんね! 今の時期のものですか? 「そうです、これが出ると、春です!」 春が来ましたね 「だいたい養殖の鯛の子が出回っていますが、やっぱり違います!」 これは天然のものですか? 「そうです!天然で少し小ぶりなものが、柔らかくて美味しいです」 ヘえ〜 「これから一ヶ月くらいのものですね」 結構あっという間ですね

          板長インタビューvol.2 「鯛の子 」