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2024年3月中国の観光ビザを取得しました

1.はじめに

 2024年4月3日現在、中国旅行に行こうと思ったら観光ビザを取得しなければならない状況です。
 恥ずかしながら呑気な私は、旅行を思い立った2023年夏の時点でも観光にビザが必要なことを知らず、常連になっている中国料理屋さんの店員さんにビザが必要なことを教えていただきました。しかも「超めんどくさくて高いよ」と・・・。
 中国のビザは10年以上前に留学のために取得したきり、その時にどんな準備をしたのかも一切覚えていないという体たらく。調べれば調べるほど、ビザを自力で取得するのが難しいという情報は出てくるのに、いまいち手順もわかりにくい・・・。
 そんな中、この1~2年の間に観光ビザを取得された方のブログがとても心強い味方となりました。そこで、先達のブログに御礼と敬意を込めてこの記事を書くことにしました。
 あくまで2024年3月時点での、個人の体験談だということを念頭にご覧いただければ幸いです。



2.用意したもの

①ビザ申請センターのホームページに書かれていて、実際に提出した書類

ⅰ)申請書
 ビザ申請センターホームページ内、査証高速リンクから入力して印刷しました。お住まいの地域によって、ビザ申請センターが異なります。ご自身のお住まいがどこの領事館・ビザ申請センター所管なのかご確認ください。
※下記リンクは大阪のビザ申請センターのものです

ⅱ)証明写真1枚
 規定に沿ったものを用意。申請表入力の際にアップロードするので、データも用意する。
 自力で撮影される方もいらっしゃいましたが、私は各国ビザ申請用の証明写真も撮影してくれる写真館で撮りました。

ⅲ)パスポート原本

ⅳ)パスポートのコピー
 証明写真が載っているページをA4で用意する。

ⅴ)往復のフライト予約票
 A4で用意する。

ⅵ)宿泊するホテルの予約票
 A4で用意する。

②用意したけれど提出しなかったもの

ⅰ)以前のパスポート
 私の場合、以前の中国旅行の出入国記録があるので、一つ前のパスポートを用意しました。

ⅱ)以前のパスポートのコピー
 証明写真のあるページと入出国のスタンプが押されているページ。

※現在有効のパスポートが2015年1月1日以降に発行されたものの場合、過去のパスポートが求められるという話をビザ取得代行業者さんのホームページで見かけて用意しましたが、私は提出を求められませんでした。ちなみに、友人は過去数冊分を見せることを求められたそうです。


3.取得の流れ

①証明写真を用意する


 提出用に1枚と、申請表へのアップロード用にデータを用意する。
 かなり厳しい規格があるので、自力撮影にしろ写真館での撮影にしろ、規格をしっかり調べてから撮影に臨んでください。
※申請表にアップロードする写真はAIで可否を判定されます。中国のビザ申請用の証明写真撮影をしてくれる写真館の写真でも、何度もはねられ撮り直しを数回した友人がおります。(なにがいけなかったのか未だに謎です)

②申請表を入力する


 難しいことは訊かれないのですが、とにかく項目が多く入力終了までに時間がかかります。

③ビザ申請センターに書類を持参する

 2で用意した書類をビザ申請センターに持参します。
※委任状があれば代理人が提出することもできるようです。詳細は所管の領事館やビザ申請センターに確認してください

 大阪のビザ申請センターは、受付の方が申請するビザの種類と必要書類が揃っているかを確認してから番号札をもらえました。
 順番が来たら窓口に持参した書類を提出します。書類に不備不足があった場合はここで指摘されます。
 書類が受理されたら受け取り可能期日が印字された引換証をもらえます。

④受け取り

 受け取り可能期日になったら、引換証を持ってビザ申請センターへ行きます。大阪のビザ申請センターでは受付の方に受け取りの旨を伝えると番号札をもらえます。
 自分の番号が呼ばれたら引換証を渡し、料金を支払うとビザを貼られたパスポートを返してくれます。
※2024年3月時点では現金の他にクレジットカードも使えました。
※東京のビザ申請センターは郵送代を支払っておくとパスポートを郵送返却してくれるようですが、大阪はありませんでした。
※規定はいつ変わるか分からないので、分からないことは領事館やビザ申請センターのホームページ等で必ず確認してくださいね。
 お疲れさまでした!

4.ビザ申請センターで気づいたこと

①コピーはA4で!

 私が申請しに行ったのは平日の午後でしたが、かなり賑わっていました。窓口を観察していると何組かに1回、パスポートを渡されて指示されている方がいらっしゃいました。
 耳をダンボにしてみたら、パスポートのコピーをA4で取り直すように指示されていました。その方々が持っていたのも私が持っていたのもB5サイズ。慌ててセンター内にあるコピー機でA4にコピーし直しました。おかげで、パスポートのコピーについてなにか言われることはありませんでした。

②宿泊予約票に名前が無いと✕

 宿泊予約票の何を見ているのか。ビザ申請者の名前があるか、宿泊日程、ホテルの住所をチェックしているようです。
 私が最初に提出したのはホテルからの自動返信メールだったのですが、「名前が無い」と返されてしまいました。どういうことだ?と確認してみると、名前の数文字が*で伏せ字になって見えなくなっていたのです。
 名前がわかるものを出し直したら良いとのことだったので、センター内のPCを使ってホテルのマイページを表示・印刷して提出しました。
※センター内のコピー機、PCからの印刷はいずれも1枚50円でした。

5.ビザ取得代行・ビザ取得サポートはどういう人向け?

①ビザ取得代行

ⅰ)遠方の方
 ビザを申請できる場所って思ってる以上に限られているんですよね。なので、みんながみんな申請場所に2往復それも平日にできるとは限らないですよね。遠方の方は2往復分の交通費を考えると、ビザ取得代行を使った方が金銭的負担は抑えられるのではないかなと思います。遠方の方が書類等の不備があって出直しになった場合、ダメージが大きすぎる(泣)

ⅱ)平日に休みを取りづらい方
 これはもうそのまんまです!どんなに申請場所が近くても平日に休みづらい方はビザ取得代行を使っても良いと思います。委任状を出せば家族等が代理申請できるようなので、要検討の部分ですね。

②ビザ取得サポート

 自分1人で申請するのは不安、でも費用は抑えたいという方に向いていると思います。
 業者さんによってサービス内容は異なると思いますが、概ね申請表の作成や書類を揃えるためのアドバイスをしてくれて、申請当日に同行してくださるサービスが多いようです。
 ビザの申請を検討した段階で、「これ要る?サポートってなんぞや?」と思ったサービスですが、もしまたビザの取得申請をすることがあれば前向きに利用を検討してもいいかなと思っています。
 というのも、コピーはA4で取るとかビザ申請センターのホームページなどには書かれていないtipsのようなことをリアルタイムで熟知されているのではないかと思ったからです。折角平日に休みを取って申請しに行っても、そういう部分でやり直しになったり、センターの終了時間が迫ってきたら怖いですよね。私は半休を取って行ったのですが、ホテルの予約票を出し直してるときに終了時間間近になってしまってめちゃくちゃ怖かったです。

6.おわりに

 いかがでしたでしょうか。中国の観光ビザの申請は手間はかかりますが、自力で取れないことはないです。でも、代行サービスもありますから自分に合った方法でビザを取得して中国旅行を楽しんできてくださいね!
 私のビザ申請にあたって参考にさせていただいたブログ・noteの皆様、本当にありがとうございました。


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